冷蔵庫「凍らせないで鮮蔵(せんぞう)しましょ」の発売について

1999年8月23日

天然ユーカリ抗菌力と低温安定冷却で食品の鮮度長持ち

 当社は、ユーカリから抽出した天然抗菌成分を冷気と共に庫内に循環させ細菌類の繁殖を抑えるとともに、 冷凍・冷蔵それぞれ専用の冷却器を搭載することできめ細かく冷却を行うことにより、 食品の鮮度を従来の3~6倍*1に長持ちさせることのできる冷蔵庫「凍らせないで鮮蔵(せんぞう)しましょ」シリーズ3機種を10月1日から順次発売します。

 新製品は、天然のユーカリから抽出した抗菌成分を配合した「ユーカリエアー抗菌剤」入りのカセットを冷気流路に設置することで、 クリーンな循環冷気が冷蔵室や野菜室内にくまなく行き渡り、 庫内全体の細菌の繁殖を抑制します。

 また、冷蔵と冷凍用に搭載した2つの専用冷却器で最適な冷却運転を行う「ツイン冷却技術」を更に向上させた「ファイン&ツイン冷却システム」を採用し、 庫内の温度変化をほぼ一定*2に保っています。 これにより、冷蔵室の平均温度を凍る寸前の1℃に下げることができ、 低温一定の鮮度保存が可能になりました。 同時に、冷却器に付着した霜をファンで溶かして庫内に循環させることで、 冷蔵室を高湿に保てるようになり*2、食品の鮮度維持にとって理想的な「細菌の繁殖抑制・低温一定・高湿」を実現し、 食品の鮮度をツイン冷却採用前の3~6倍に長持ちさせることが可能となりました。

 さらに、冷蔵室のドアに「電動タッチオープン方式」を業界で初めて採用しました。 冷蔵室の扉に設けたスイッチに触れるだけで自動的にドアを開けることができるため、 大皿などを持っていて両手がふさがっているときでも、 手の甲や肘などで触れるだけで(従来の約6分の1の力)ドアを開けることができます。

 「ファイン&ツイン冷却システム」で効率的な冷却を行うなどエネルギー効率を改善することにより、 消費電力量は切替ルーム冷蔵使用時380kWh/年、切替ルーム冷凍使用時390kWh/年(従来比約30%低減)*3と業界トップクラスの省エネを実現しています。

*1: ツイン冷却採用前の機種「GR-Y45KC」と、冷蔵室で、 食品の鮮度をあらわすK値、VBN値、ビタミンC減少率、 水分減少率を比較した結果。
*2: ツイン冷却採用前の機種「GR-Y45KC」と、冷蔵室で比較した結果。 従来機種は温度の変動幅3℃+-2.0℃、湿度約25%であったのに対し、 新製品では温度の変動幅1℃+-0.4℃、湿度は約75%にまで向上。
*3: 「GR-471K」の値。前年機種「GR-470K」の消費電力量は550kWh/年。


新製品の概要
商品化の背景と狙い
新製品の主な特長
新製品の主な仕様
お問い合わせ先


プレスリリース記載の情報(製品価格/仕様、サービスの内容、お問い合わせ先、URL等)は、発表日現在の情報です。予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。最新のお問い合わせ先は、東芝全体のお問い合わせ一覧をご覧下さい。