銀行向け情報・通信システム事業に関する合弁会社の設立について

1999年10月26日

株式会社 東芝
日本アイ・ビー・エム株式会社

 株式会社東芝(以下、東芝)と日本アイ・ビー・エム株式会社(以下、日本IBM)とは、 銀行向けの情報・通信システム分野におけるコンサルテーションとソリューションを提供する合弁会社を共同出資により、 本年12月をめどに設立することで基本合意しました。

 今回、両社が設立する新会社は、銀行内の情報・通信システム市場を対象に、 上流コンサルテーションや事務集中分野でのBPR(business process reengineering、 業務処理プロセス見直し)ソリューション、 IBMが推進しているネットワークを経営基盤として活用した新ビジネススタイル「e-business」を核とした新規ソリューションなどの企画・設計を行います。

 現在、銀行をはじめとする金融分野では、大手行の合併によるメガバンク化や業務相互参入、 異業種の新規参入など、金融ビッグバンが進行しており、 勘定系・情報系から現場/現物処理系までスルーした総合的なソリューションに対する要求が強まってきています。

 このような背景のもと、東芝はOCR(光学式文字読み取り装置)イメージ処理技術をコアとした現場/現物処理系システムのソリューションに強みがあり、 日本IBMは、勘定系・情報系の基幹システムで多くの実績があり、 また、イメージ処理とワークフロー技術を組み合わせた新しい事務集中処理ソリューションFIM(Finnancial Image Master)を持っております。 新会社は、日本IBMのUNIXサーバと両社の持つ高度な技術力・システム提案力を融合させることによって、 一層の伸長が見込まれる銀行向け情報・通信システム市場への総合的な展開を図り、 事業の拡大をめざしていきます。

新会社の概要

会社名 ティ・アンド・アイ・ソリューション株式会社(仮称)
設立時期 1999年12月(予定)
本社所在地 東京都中央区(予定)
資本金 2億4,200万円(予定)
出資比率 東芝側 51%、日本IBM側 49%
代表者 日本IBMより選出する予定
事業内容 銀行向け情報・通信システム市場におけるコンサルテーション、
システムソリューションの企画・設計・販売業務(上流から下流まで一貫したソリューションのご提供)
売上規模 年間40~50億円規模
従業員数 約30人

IBMは、IBM Corporationの商標です。


プレスリリース記載の情報(製品価格/仕様、サービスの内容、お問い合わせ先、URL等)は、発表日現在の情報です。予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。最新のお問い合わせ先は、東芝全体のお問い合わせ一覧をご覧下さい。