洗いから乾燥までを一台で行う全自動洗濯乾燥機の発売について

1999年12月8日

業界トップの静音化により時間帯を気にせず使用が可能

 当社は、DD(ダイレクトドライブ)インバーターモーターの搭載*1により、 洗いから乾燥までの音を業界で最も小さくする*2とともに低振動化を実現した、 時間帯を気にせず使えるホームランドリー(全自動洗濯乾燥機)「銀河21 TW-F70」を来年2月16日より発売します。

 ホームランドリーは、横置き式の槽で洗いから乾燥までを一台で行い、 脱水した洗濯物を天日干しや乾燥機に入れる作業も必要ないため、 手間がかからずに洗濯を行うことができます。

 従来のホームランドリーでは、槽の回転は、 モーターで発生させた回転をベルトやプーリーで伝達・減速して必要な回転力や回転数に調整していたため、 ベルトによる騒音が発生していました。 新製品では、槽にモーターを直結させて直接回転を伝えるダイレクトドライブ方式の採用により、 ベルトが不要となり、騒音を大幅に低減しています。 これにより、洗い時40dB(静かな公園並)、脱水時45dB(図書館並)、 乾燥時40dBを実現しており、深夜や集合住宅などでも音を気にすることなく使用することができます。

 また、従来のホームランドリーでは、モーターを槽の底部に吊って設置しているので、 回転の際に槽の中心に重心がないために揺れが生じます。 このため、槽と外箱が接触しないように隙間を設ける必要がありました。 新製品は、ダイレクトドライブ方式で槽底部の中心にモーターを直結しており、 槽の揺れが低減するので、槽と外箱との隙間を大幅に削減できます。 これにより、洗濯槽の大型化が可能となり、外寸を大型化せずに業界最大の洗い7kg、 乾燥4kgを実現*3しています。

 さらに、従来の全自動洗濯機では、縦置き式の槽で洗濯物を水に漬けて攪拌するのに対し、 新製品は、横置き式の槽で洗濯物に水を含ませ、たたき洗いを行うため、 洗い時の使用水量は容量7kgでは業界最小の75L*4を実現し、 従来の全自動洗濯機と比べ約1/3の節水となります。 また、業界で初めて脱水工程から乾燥を行うため、 4kgの洗濯物で洗いから乾燥までを行った場合には、 従来の全自動洗濯機+乾燥機と比較して*5、洗濯時間は約28分短縮の170分になるとともに、 消費電力量は約17%低減しています。

 加えて、カラーバリエーションとして、前面洗濯物投入口の扉と操作パネルの色は3色から選べます。 基本色はアクアブルーで、ミントグリーン、ローズピンクはオーダーカラーとして受注販売します。

*1 当社が97年の全自動洗濯機から採用しているモーター
*2 40(静かな公園並の騒音レベル)~45dB(図書館並の騒音レベル)で99年12月現在のホームランドリーにおいて
*3 99年12月現在のホームランドリーにおいて
*4 99年12月1日現在、7kg容量の全自動洗濯機において
*5 当社99年度発売機種「全自動洗濯機AW-E70HVPと乾燥機ED-E40M」で4kg洗いから乾燥まででの比較


新製品の主な概要
商品化の背景と狙い
新製品の主な特長
新製品の主な仕様
「世界初」DD方式の構造(横断面図)
お問い合わせ先


プレスリリース記載の情報(製品価格/仕様、サービスの内容、お問い合わせ先、URL等)は、発表日現在の情報です。予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。最新のお問い合わせ先は、東芝全体のお問い合わせ一覧をご覧下さい。