インターネットへのアクセスを高速化するキャッシュ・サーバ「MAGNIA(マグニア)CS10」の発売

1999年12月20日

ネットビジネスの拡大に対応しアプライアンスサーバ市場へ参入

 当社は、Webサーバへのアクセスの約25倍の高速化が可能でネットワーク接続コストを削減するとともに、 業界トップクラスのコストパフォーマンスを実現するキャッシュサーバ「MAGNIA(マグニア) CS10」の販売活動を本日から開始します。 当社は本製品により、特定の機能に特化した単一用途サーバであるアプライアンスサーバ市場へ参入します。

 インターネットやイントラネットの普及に伴うネットビジネスのような新規事業の急拡大により、 Webサーバの導入が増加し、レスポンスの高速化や業務効率の改善、 企業内での運用管理コストの低減が求められています。 このため、ネットビジネスの急速立上げを実現するキャッシュサーバへのニーズが高まっています。

 新製品は、「MAGNIA(マグニア)シリーズ」のオープン性や頑健性をベースに、 現在最も普及しているキャッシュOSである米国Novell社のインターネット・キャッシング・システム「Novell(R)Internet Caching SystemTM」を搭載し、 さらにMAGNIA(マグニア)のもつハードウエア性能を最大に活かすチューニングをおこないました。 これによりWebサーバアクセス時間の約25倍の高速化(当社測定による)を実現しました。

 今回の開発にあたりノベル株式会社 代表取締役社長 フィリップ ケー ウェルチは以下のように述べています。
 「今回東芝様がアプライアンスサーバ市場に参入されるにあたり、Novell(R)Internet Caching SystemTM(Novell ICS)を採用したキャッシングアプライアンスを最初の製品として投入されたことを大変喜ばしく思います。 キャッシング技術はインターネットビジネスを推進する企業にとって非常に重要なものです。 Webサイトにアクセスする顧客の満足度を向上し、 サービスに付加価値を与えるための基盤を提供します。 当社は、東芝様とのパートナーシップを今後さらに強化し、 次世代のEビジネスが求めるインターネットソリューションを提供して参ります。」

 「MAGNIA(マグニア) CS10」は、頻繁にアクセスするWebサーバの最新データを一時的に保存して、 低速の社外ネットワークを経由してWebサーバにアクセスする頻度を減らすことにより、 高速の社内LANを介してデータへのアクセスが可能になります。 このため、Webサーバの増強やアップグレードなど多額の投資をせずに、 レスポンスの高速化とトラフィックの低減、および業務効率の改善を図ることができます。 さらに、導入時のセットアップ時間は約30分で済み、 稼動中にはどのクライアントからでもブラウザ画面で稼動状況の監視やシステム設定の変更を行なうことができるため、 運用管理コストの低減が可能です。


新製品の概要
商品化の背景と狙い
新製品の主な特長
当社のアプライアンスサーバのコンセプト
新製品の主な仕様
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