情報・通信・映像エンジニアリング会社の統合について

2000年2月22日

 当社は、デジタル化による情報・通信・映像が融合した市場の出現に対応し、 IT技術とAV技術を統合し、最先端商品を世界市場にタイムリーに供給するために、 関連のエンジニアリング会社4社(東芝コンピュータエンジニアリング、 東芝ソフトウェアエンジニアリング、東芝コミュニケーションテクノロジ、 東芝エー・ブイ・イー)を4月1日をもって統合し、 「東芝デジタルメディアエンジニアリング株式会社」を発足します。

 新会社は、現在の各社の事業を統合し、情報、通信、映像のデジタル技術を融合し、 東芝の開発センター、工場と一体となって商品開発を行ない、 コンピュータ、ネットワークからモバイル、 デジタル情報家電まで幅広い最先端商品群をデジタルネットワーク市場に提供していきます。

 近年の情報・通信・映像分野では移動通信技術の飛躍的な発展、 インターネットの急速な進展などの技術革新に、 デジタル放送の開始と通信・放送の融合などが加わり、 既存のビジネスや生活のスタイルが大きく変わり始めています。

 こうした中、モバイル端末で場所や時間を選ばずに情報やサービスが受けられるモバイルインターネットやワイヤレスコミュニケーションなどの新しいデジタルネットワーク市場が急速に拡大しています。

 当社はインターネット事業を推進するにあたり、 今後急成長が期待されるモバイル向けに注力して、 ネットワーク・サービス事業を一層拡大するとともに、 メディア・コンテンツ事業との効果的な連携をはかっています。

 こうしたサービス事業ともに、 ハード及びソフト開発側においても新しい段階へ進歩するネットワークと当社の得意とするモバイル機器や映像機器を結びつけるソリューションを提案するために、 エンジニアリング事業を担う4社を統合することにより、開発体制の強化と効率化、 経営基盤の拡充、技術者の流動性、情報共有化を図り、 デジタル化とIT・AVの融合を加速するものです。

 東芝デジタルメディアエンジニアリングは、従来4社が情報、 ソフトウェア、通信、映像分野などにおいて推進してきた事業を統合し、 エンジニアリング技術を補完、融合することにより、 開発のスピードアップを図るとともに、情報化の新しい波に対応し、 モバイル、コンピュータ & 周辺、記憶情報メディア、 デジタルAVなど広範な事業規模の拡大を図ります。

新会社の概要

東芝デジタルメディアエンジニアリング株式会社
本社所在地 東京都青梅市新町
合併期日 2000年4月1日
合併比率 1:1:1:1
資本金 4.75億円
代表者 未定
事業内容 PC、周辺機器、サーバ、HDD、ソフトウェア、システム、
移動通信機器、映像機器、光ディスクの開発、設計
売上高 214億円
従業員数 1,665人


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