新製品の主な特長

  1. OCR専用帳票以外の読み取りを実現
    あらかじめ定義した絶対位置情報から文字を検出し読み取る従来方式に加え、 帳票レイアウトを自動的に認識して読み取り領域を検出する方式を採用することによって、 OCR読み取り用として作成されていない、公金伝票や診療報酬明細書、税申請書、 給与支払明細書などの帳票も高精度に読み取ることが可能です。 また、レイアウト情報から帳票の種類を自動的に識別する機能により、 帳票識別用のID番号のない帳票が混在した状態でも、連続して読み取ることができます。

  2. カラー印刷された帳票の読み取りを実現
    カラー印刷された領域から記入文字を抽出する機能により、 従来機種では処理できなかった赤/青/緑系統の複数色が混在したカラー帳票も利用できます。

  3. 新しい認識方式による高精度読み取り
    複数の認識アルゴリズムを統合的に処理することで、従来方式に比べ認識精度を向上させています。 中でもニーズの高い手書き数字の認識においては、リジェクト率、誤認識率を、 それぞれ従来機種に比べ1/5、1/15に改良(当社比)しています。

  4. 認識機能のソフトウェア化により、他アプリケーションとの親和性を向上
    認識機能を従来の専用ハードウェアではなく、ソフトウェアとして提供するため、 ファイリングやナレッジマネジメントなどの他アプリケーションとの連携を容易に行うことが可能です。 また、別途用意しているアプリケーション開発ツールキットにより、 ユーザ独自の業務システムに組み込むことも可能です。

  5. 使いやすい読み取り定義ツールを提供
    読み取り領域を指定する書式定義については、スキャナから帳票イメージを取り込み、 そのレイアウトを自動的に解析することで、効率良く行うことができます。 また、修正画面の作成やデータチェックなどは、 Microsoft(R) Visual Basic(R)やMicrosoft(R) Visual Basic(R) Scripting Editionにより、 ユーザのニーズに合わせたきめ細かなカスタマイズが可能です。

  6. 高速読み取りを実現
    処理性能の向上を図っており、卓上型OCRで国内最高速の毎分80枚の読み取り速度(モデル80)を実現しています。

  7. MAGNIAベースのコントローラとOCRソフトウェア、スキャナの組み合わせによる、
    オールインワンモデルも用意

    業務量に応じ、毎分50枚(モデル50)、毎分80枚(モデル80)、 毎分100枚(モデル100)の3モデルを用意しています。 これにより、少量の帳票を分散入力する低価格システムから、高速スキャナを組み合わせた集中入力システムまで、 ユーザの用途に合わせたモデルを提供することができます。


プレスリリース記載の情報(製品価格/仕様、サービスの内容、お問い合わせ先、URL等)は、発表日現在の情報です。予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。最新のお問い合わせ先は、東芝全体のお問い合わせ一覧をご覧下さい。