新製品の主な特徴

  1. ゲート長0.11ミクロン(SIAの0.13ミクロン・クラス)・ 東芝「CMOS3」プロセスの微細加工技術による論理ゲートでの処理高速化に加え、 新たに最大7層Cu配線およびlow-k絶縁材料を採用することで配線部分での高速な信号伝搬効果が得られます。 また、当社従来製品「TC260ファミリー」と比較し、(1)ゲート集積度で1.7倍の高集積化、 (2)ゲート当たりの信号伝搬速度で約30%の高速化、(3)ゲート当たり約30%の消費電力低減、を実現しています。

  2. セルライブラリとして、(1)コンパクトで自動論理合成に最適なプリミティブセル・ラインアップ、 (2)標準セル・タイプとマルチプルVth高速セル・タイプの2種類の内部セル群、 (3)チップサイズ最適化Low-Heightタイプと多ピン向けStandard-Heightタイプの2種類のI/Oセル群を用意していますので、 多様なニーズに細かく対応できます。

  3. SRAMコアは、高集積タイプ(1ポート&2ポート)と最大600Mhz動作可能な高速タイプ(1ポート&2ポート)までの計6種を、 さらに4種のレジスタ・ファイル、最大1MbitのROMコアをサポートします。

  4. 当社が先行しているトレンチキャパシタ技術を採用したDRAMコアについても高速ページアクセスに最適なSDRAMコア、 高速ランダムアクセスに最適なFADRAMコアの両タイプを順次用意しますので、 通信・ネットワーク分野からグラフィックス・ストーレッジ分野まで幅広い用途に対応できます。

  5. バックプレーン、ラインカード製品でのチップ間インターフェース用途のSerDesのほか、 GigaEther,Fibrechannel,sonet、 IEEE1394bなどの応用製品分野をカバーする各種高速I/Oセルを提供していきます。

  6. メガゲート時代の大規模システムASICのデザインに対応した最新EDA環境を整備し、 (1)階層設計手法とフル・チップ検証によるメガゲート設計、(2)論理合成からレイアウトまで一貫したタイミング・クロージャ-設計、 (3)2D/3D隣接配線効果を考慮した高精度設計、(4)IR-Drop,クロストーク等のシグナル・インテグリティー対応設計、 を特長とする後戻りの少ないメガゲート対応統合的デザイン環境により、短期設計、最適化設計を実現します。

  7. 多層EPBGA(352-600ピン)、FC-BGA(800-2000ピンクラス)、 チップスケールパッケージPFBGA(109-265ピン)、TBGA(256-960ピン)など、 高機能・高性能システムLSIに対応する広範囲なパッケージを用意しています。


プレスリリース記載の情報(製品価格/仕様、サービスの内容、お問い合わせ先、URL等)は、発表日現在の情報です。予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。最新のお問い合わせ先は、東芝全体のお問い合わせ一覧をご覧下さい。