リチウムイオン二次電池事業会社の株主変更について 2000年9月29日 株式会社 東芝 株式会社東芝(以下、東芝)と旭化成工業株式会社(以下、旭化成)は、 株式会社エイ・ティバッテリー(以下、A&TB)設立以来、 共同でリチウムイオン二次電池事業を行なってきましたが、 この度、東芝が旭化成所有のA&TBの全株式を取得することで両社合意に達しました。 株式の取得は、本年中を目標に行なうこととし、2001年初頭には、 A&TBは東芝グループ100%の会社として、社名を変更し(社名:未定、以下、新会社)、 モバイル用に特化したリチウムイオン二次電池事業の拡大を図ります。 東芝は、中期経営計画において、モバイル分野への注力を掲げています。 部品事業の分野においても、携帯電話、ノートパソコン及び、IA(インターネットアプライアンス)向けなどに、 さらに重要性が増すと見込まれるリチウムイオン二次電池事業を、 低温ポリシリコン液晶やSAWフィルター事業とともに、成長・拡大させることを戦略の柱にしています。 この一環として、東芝の部品事業としての総合力を活かし、中期経営計画を具体的に実行していくため、 A&TBを100%子会社化するものです。 一方、旭化成は保有するユニークなリチウムイオン二次電池基礎技術(基本特許と製造ノウハウ)を事業化し世に出すために、 A&TBの合弁パートナーとして、電池事業経営そのものにも今日まで関わってきましたが、 今後は電池用素材メーカーとしてセパレータや燃料電池用膜などの取り組みに専念し、 A&TBの経営は全面的に東芝に委ねることとしました。 今回の合意は、こうした両社の目的が一致し、成立したものです。 なお、旭化成は、現在、リチウムイオン二次電池の基本特許と製造ノウハウをA&TBに提供していますが、 A&TB株式譲渡後も引き続き、新会社に対し使用許諾をすることで、事業をバックアップします。 また、旭化成からA&TBへ出向している従業員のうち希望する者については、東芝へ移籍した後、 新会社へ出向する形態をとり、これまで同様、リチウムイオン二次電池事業に従事することになります。 新会社は、超薄型リチウムイオン二次電池の高容量品をはじめとする、 先端技術製品の早期市場投入を目指し、モバイル用電池事業の拡大を図っていきます。 株式会社エイ・ティーバッテリーの概要
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