シニアサービス事業の新会社設立について

2000年10月30日

 当社は、高齢化社会においてシニア層が形成する新規市場に対応するため、 シニアサービス事業を行う「東芝けあコミュニティ株式会社」を11月1日付けで設立します。 新会社は、介護に関する情報提供、介護事業者支援のソフト販売や福祉機器・用具の取引仲介などを行うとともに、 シニア市場を見据えた東芝の商品開発へのフィードバックを行い新規市場における基盤構築を図ります。

 新会社は、当社が今年8月に開設した介護のインターネット総合サイト「けあコミュニティ」 (http://care.toshiba.co.jp/)の運営を継承するとともに、 介護に関する情報の提供、福祉機器・用具の取引仲介を行うサイト「けあシーク」の開設、 さらに介護事業者を支えるIT技術の提供などを行います。 また、「けあコミュニティ」を通じて収集、 分析したシニア市場動向を当社にフィードバックすることによりユニバーサルデザイン家電の開発やバリアフリーな社会システムの開発に寄与し新しい価値の創造を行っていきます。

 高齢化社会の進展により今年は国民の5.8人に1人が65歳以上で、 2010年には4.5人に1人になると予想されています。 東芝グループでは現在、東芝中部テクノネットワーク株式会社、 東芝テクノネットワーク株式会社において介護サービス事業を行っていますが、 今後、介護だけではなくシニア市場全体を視野に入れた情報サービス、支援システム、 商品開発を行いシニアサービス事業における地位の確立を図るため新会社を設立するものです。

 なお、新会社は、今年度末までに第三社割当による増資を行う予定です。 出資者は、福祉機器・用具のレンタル・販売を行う株式会社ヤマシタコーポレーション、 介護費用保険や介護事業者向けの賠償責任保険などの保険販売を行う日本火災海上保険株式会社や三井海上火災保険株式会社、 介護事業者などのデータベースや介護関連教育のノウハウを持つ株式会社人間環境アセスメントの4社となる予定で、 各社がそれぞれ得意とするノウハウを結集し、介護市場、シニア市場へのサービスを提供します。


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