提携の目的と背景

 放送業界では、既存のキー局に加え、BS放送、CS放送、ケーブルテレビ、デジタル放送など、メディアの多角化が進んでおり、これに伴い有力なコンテンツが不足していくことが懸念されています。
 東芝では、コンピュータで人間の音声を人工的に合成させ再現する技術「Totally Speaker Driven Text To Speech(TOS Drive TTS)」を1998年に開発し、有名人の声を忠実に模倣したり、声質を変化させるなど、実装段階のテストを繰り返してきました。 一方、イーフロンティアでは、3次元コンピュータグラフィックス技術を用いて作成されたキャラクターの製作、プロモーションなどを手がけ、テレビをはじめとする各種メディアにデジタルコンテンツを供給してきました。
 今回の事業提携は、デジタル放送時代の多チャンネル化にむけて、デジタルキャラクターが有力コンテンツとなるという共通の認識のもと、これまでの両社の取り組みを連携させることで、従来にはなかったデジタルキャラクター事業を展開していくものです。

 両社は、まずニュースや天気予報などの文章を自動認識し読み上げていくアナウンサーキャラクターを、放送業界や番組制作会社向けの有力コンテンツとして提供していくことで、メディアの多角化によるマーケットニーズに応えていきます。

 なお、今後両社は、放送業界のほか、インターネットや携帯電話、ゲームなど様々な分野でのデジタルキャラクター事業の展開をはかるとともに、最新の音声認識技術をもつキャラクターの開発により、インタラクティブ番組でも活躍できるキャラクターの提供を予定しており、順次キャラクターを充実させていきます。


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