e-Learning事業の本格展開について

2001年7月26日

 株式会社東芝 e-ソリューション社(カンパニー社長:奥原 弘夫)は、今般、インターネットを利用した企業向け教育サービス事業(e-Learning事業)について本格事業展開を開始します。
 企業向け人材開発・教育コンサルティングの大手であるウィルソン・ラーニングワールド株式会社(千代田区:社長 森 捷三)ならびに情報処理技術者試験対策の教育で実績のある株式会社アイテック(中央区:社長 廣田 隆一郎)と連携することで、事業の拡充を図り、2003年度には約30億円の事業規模を目指していきます。

 当社は、e-LearningのASPサービスについては、「ingeLc.com(イング・イー・エル・シー・ドットコム)」として6月からサービスを開始しており、IT系・ビジネス系を中心とした約150アイテムの教育コンテンツの提供を行ってきています。

 今後は、企業固有の教育コンテンツの製作、企業固有の教育コンテンツの運用、e-Learningイントラネットシステムの構築、人事システムやナレッジデータベースとの連携など、幅広くe-Learning事業を展開するとともに、社内教育で培ったノウハウを活用したコンテンツ、コンサルティングをサービスメニューに加え、事業の拡充を図ります。

事業環境について

 競争のグローバル化、市場の拡大による商品や対応技術の多様化、ライフサイクルの短縮などに伴い、企業の価値を高め、競争力の強化に繋がる人材教育がより一層求められています。 一方で、業務のスタイルも多様化しつつあります。 このような中、場所と時間を選ばす、自分のレベルに合ったペースで自由に学習できる仕組み、管理者が一元的に学習進捗管理が行える仕組みが求められ、ブロードバンド化を背景に、これらを実現するe-Learningが急速に広まってきています。
 企業向けのe-Learningビジネスの国内市場規模は2000年度で130億円、今年度は280億円と前年度2倍以上の伸長が見込まれており、2003年度には780億円市場になるものと想定されています。

e-Learning事業の概要

 当社は、総合的な人材開発の視点に基づき、e-Learningシステム、e-Learningコンテンツ、e-Learning導入コンサルティングを組み合わせたe-Learningソリューションサービスを提供しています。

(1) e-LearningシステムASP版
東芝データセンタのサーバで運用しているコースの中からご登録頂いたものをインターネット経由でご利用頂くサービスです。 ビジネスベーシックからITプロフェッショナル向けまで約150の豊富なコンテンツ(ITアカデミーコース、PC/ビジネスアカデミーコース)をご用意しています。 お客様企業固有のコンテンツもお預かりします。
ITアカデミーコース:
IT認定試験/資格試験などのトレーニング教育、コンピュータ言語教育など
PC/ビジネスアカデミーコース:
Word/Excel 等のソフト活用教育、リーダシップスキル/営業スキルなどのビジネスベーシック教育など

(2) e-Learningシステムイントラネット版
お客様企業内にサーバを設置し、イントラネットとしてご利用頂くメニューです。 既存の人事システム・ナレッジデータベースシステムとの連携や、東芝の他ソリューションシステムとの連携も可能です。

(3) e-Learningシステム教材作成サービス
お客様固有の教材やマニュアルを元に、動画/音声/テキストなどを最適に組み合わせたe-Learningコンテンツを作成するメニューです。

(4) e-Learning導入コンサルティングサービス
お客様固有の教材作成支援、システム連携、トータルな人材開発プラン策定など幅広いコンサルティングサービスをご提供します。

e-Learning事業に関するお問い合わせ

e-ソリューション社
e-ネット事業部
03(3457)8525
http://www.ingelc.com/


プレスリリース記載の情報(製品価格/仕様、サービスの内容、お問い合わせ先、URL等)は、発表日現在の情報です。予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。最新のお問い合わせ先は、東芝全体のお問い合わせ一覧をご覧下さい。