業界最小の消費電流を実現した車載用システム電源ICの発売について 2001年11月27日
当社は、自動車に搭載する制御用マイコンに安定した電流を供給する車載用システム電源ICの新製品として、業界最小の消費電流120μAを実現した「TB9000F」を開発しました。サンプル出荷は本日から行い、2002年第3四半期から月産100万個規模で量産を開始します。 新製品は、BiCDプロセス*の採用や回路の最適化などにより、当社従来製品に比べ消費電流を約70%削減しています。新製品の採用により、エンジン停止時にも駆動している盗難防止システムや車内通信システムなどの消費電流を大幅に削減できるため、バッテリの長寿命化に貢献することができます。さらに、高い信頼性が求められる自動車用ICとして、安定した出力電圧、広範囲の動作温度などの性能を満たしています。
新製品の主な概要
新製品の開発の背景 近年、自動車内のエレクトロニクス化が進展し、多くの制御用マイコンが搭載されるようになっています。このうち、盗難防止システム、オートロックシステム、車内通信システムなど、エンジン停止時にも駆動し続ける回路が増加しているため、消費電流が大きくなり、長期駐車時のバッテリ上がりが問題となっていました。 当社は、こうした問題を解決するために、業界最小の消費電流120μAを実現した電源ICを開発しました。新製品の搭載により、エンジン停止時における消費電流の削減を実現し、バッテリの寿命を延長することができます。 新製品の主な特長
新製品の主な仕様
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