ASPによる「設備管理ネットサービス」の開始について 2001年11月27日 当社は、工場やプラントを保有する企業向けの新サービスとして、モータやバルブなどの設備機器や電力量計などの計器類の仕様、修理・校正の履歴といったデータを、当社が構築した管理システムにインターネット経由でアクセスして、登録、保存することができる「設備管理ネットサービス」を来年1月より開始します。 新サービスでは、ユーザ企業は月々決められた使用料を支払ったうえ、インターネットを介して、当社社内に設置したサーバにアクセスし、データを登録・保管して管理を行います。サーバの保守や管理システムのバージョンアップなどのメンテナンスは当社が実施するため、ユーザ企業は設備管理システムの構築や保守に関わるコストが大幅に削減できます。料金は登録機器数別に5段階となっており、月5万円(登録機器数:100点まで、同時アクセス数:2ユーザまで、発行ID数:1個の場合)から利用が可能です。 また、新サービスでは、設備保全の実績管理や計画作成をサポートする機能を使って、最適な点検タイミングを予測したり、機器状態の傾向を管理する機能を使って、寿命や故障を予測し、予定外の停止を未然に防ぐことで、保全費の削減や、設備の稼働率の向上を図ることができます。 なお、本サービスは本日より東京国際展示場で開催される「メンテナンステクノショー2001」に出展しています。 サービス開始の背景と狙い 工場やプラントを保有する企業にとって、製品の品質管理や、設備の安全で効率的な運用、保全費用の削減のためには、設備管理データベースシステムの構築が必須となっています。しかし、システム構築費用は安価とは言いがたく、また情報機器の革新により、システムを構築しても、短期間で陳腐化してしまうというリスクがつきまとうことから、「安価で手間のかからないシステム」が求められていました。 一方、当社には、火力発電所の状態管理や傾向管理といった、高い信頼性の要求される設備管理システムの構築と保守において永年培ったノウハウがあり、これをASP(アプリケーション・サービス・プロバイダ)の手法と組み合わせることで、信頼度の高いシステムを安価に提供することを可能にしました。 本サービスの主な特長
新サービスの概要
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