ハードディスク生産の海外展開拡大について

2001年12月7日

 当社は、ハードディスク事業の競争力強化を図るため、2002年3月末を目途に、岐阜・各務原市の量産機能を「東芝情報機器フィリピン社」に移管し、ハードディスクの生産を全量海外にシフトします。

 当社は、従来からハードディスクの生産について、コスト力強化の観点から、グローバル化を積極的に進めてきており、今回の移管により、「東芝情報機器フィリピン社」へのハードディスク生産の集約が完了します。

 また、ハードディスクの開発・試作機能については、東京・青梅市に一元化し、一層の強化を図っていきます。当社の青梅地区では現在、国内5拠点に分散しているPCや携帯電話端末、テレビをはじめとするデジタル・モバイル分野の技術開発部門の集結を進めており、ハードディスクについても、青梅地区での開発活動により、さまざまなアプリケーション技術との連携を深めながら、競争力のある製品開発を加速させていきます。

 ハードディスクは、価格競争の激化が続く一方で、中長期的には成長が見込まれるノートPCに加えて、最近ではカーナビや各種AV機器など、小型・大容量化が求められる多様なアプリケーションへの搭載が急速に進展しています。
 当社のハードディスク事業は、ノートPCに代表される小型情報機器向けに特化した戦略として、いち早く2.5型および1.8型の小型製品分野に資源を集中しており、先行的な製品技術力をベースに、競争力のある事業を展開してきています。
 当社は、最適な事業体制の構築により、今後も成長が見込まれるハードディスク市場において、一層の事業拡大をめざしていきます。


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