流し台へのビルトインタイプ生ごみ処理機の発売について

2002年5月16日

ビルトインタイプ生ゴミ処理機「EPR-BD70A」設置例

 当社は、家庭用生ごみ処理機の新製品として、流し台の排水口部に直結できるビルトインタイプの「EPR-BD70A」を商品化し、本日から営業活動を開始します。

 新製品は、流し台のシンクの排水口部に直結して生ごみを粉砕するディスポーザーと、生ごみと排水を分離する固液分離装置、バイオ式生ごみ処理槽で構成しており、すべてのユニットを流し台の中に収納することができます。新製品では、ディスポーザーに投入された生ごみを数ミリの大きさに粉砕した後、固液分離装置で生ごみと排水を分離し、生ごみをバイオ式生ごみ処理槽に、排水をキッチンの排水管に送ります。バイオ式生ごみ処理槽に送られた生ごみは、高い分解力や防臭性を備えた当社独自のバイオ基材により、約97%まで分解します。

 また、新製品は、一般的な流し台に容易に取り付けられるため、新築時やリフォーム時だけではなく、既存のキッチンにも幅広く利用することができます。

1日の生ごみの投入量が700g/日以下の場合。

新製品の概要

新製品の概要

商品化の背景と狙い

 2002年の家庭用生ごみ処理機市場は、環境に対する意識の高まりなどによって、約25万台の規模が予測されています。
 家庭用生ごみ処理機は、キッチンに生ごみを溜めずに処理できることから、従来の生ごみの匂いや汁たれなどとともに、集積場まで運ぶ手間や集積場にカラスや小動物が集まるといった弊害を防げるメリットがあります。
 今回、当社は、このような生ごみ処理機のメリットに加えて、発生した生ごみをその都度、流し台の排水口に投入するだけで自動的に処理できるなど、使い勝手を一層高めた流し台ビルトインタイプのシステム製品を商品化します。

新製品の主な特長

  1. 生ごみをディスポーザーで粉砕し自動処理

    発生した生ごみをディスポーザーで数ミリの大きさに粉砕。粉砕された生ごみを固液分離装置で生ごみと排水に分離し、生ごみはバイオ式生ごみ処理槽に、排水はキッチンの排水管に送られます。バイオ式生ごみ処理槽に送られた生ごみは、当社独自のバイオ基材「パワフルグッドバイオ」で約97%まで分解することができます。

    1日の生ごみの投入量が700g/日以下の場合。

  2. 匂いが室内に出ない防臭設計

    当社独自の「パワフルグッドバイオ」で生ごみを分解するので、気になる匂いがほとんど出ません。また、処理槽の排気は常に排水管に流しているため、万一匂いが発生しても室内には出ない設計としています。

  3. メンテナンスは基材の補充のみ

    生ごみとバイオ基材は微生物によって分解されて少なくなり、処理槽の中の嵩は徐々に減少します。このため、バイオ基材が補充のラインまで減る3~6ヶ月程度ごとに補充用バイオ基材を追加するだけの簡単なメンテナンスで使用することができます。

  4. 運転音約38dBの低騒音設計(ディスポーザー運転時を除く)

    バイオ式生ごみ処理槽の攪拌運転音は約38dB(流し台組み込み時)の低騒音設計としています。

  5. ほとんどの流し台に設置可能

    流し台への設置に必要な寸法は、シンク下の寸法が幅45cmX奥行き45cmX高さ49cm(詳細は下図参照)と、ほとんどの流し台に設置することができます。

新製品の主な仕様

新製品の主な仕様

お問い合わせ先

お客様からの商品についての
お問い合わせ先
家電機器社
環境クリエーション部
TEL 03(3257)6024


プレスリリース記載の情報(製品価格/仕様、サービスの内容、お問い合わせ先、URL等)は、発表日現在の情報です。予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。最新のお問い合わせ先は、東芝全体のお問い合わせ一覧をご覧下さい。