システムコンポーネンツ事業における設計・製造機能の統合について

2002年7月22日

当該事業部門・関係会社統合による新会社設立

 株式会社東芝 e-ソリューション社(カンパニー社長:河村進介)は、自動改札機などのシステムコンポーネンツ事業において、事業運営のスピードアップと効率向上を図るため、当社事業部と関係子会社2社に分散していた設計・製造機能を統合し、10月1日に「東芝ソシオシステムズ株式会社(仮称)」(以下、東芝ソシオシステムズ)を設立します。

 当社システムコンポーネンツ事業では、主に国内特定ユーザを対象とした郵便区分機・自動改札機に代表されるメカトロ技術を駆使した自動化情報システムの提供を行なっています。市場はソフト化と同時にオープン化・グローバル化が進展しており、製品競争力の強化と一層のスピーディな市場対応が求められてきました。
 このような背景の中で当社は、当社部門と関係子会社2社の製造およびメカトロ製品設計部門を統合し、設計・製造の一貫体制によって、さらに事業効率を向上させ、事業競争力を強化します。

 今回、分社統合するのは、e-ソリューション社「システムコンポーネンツ事業部」の製造部門の一部(駅務機器、海外向けメカトロ製品等の製造部門)、エンジニアリング会社である「東芝ソシオエンジニアリング株式会社」、組立・製造会社である「東芝秋田ソシオプロダクツ株式会社」の2社1部門です。さらに、「システムコンポーネンツ事業部」のメカトロ製品設計部門を来年4月1日で分割し、新会社に統合します。

 また、東芝本体においては、ソフトウェア開発力およびOCR・紙搬送・セキュリティ等のコア技術力の強化を狙いとした開発センター(仮称)を設置すると共に、システム提案力の強化のためにSE部門を強化します。これにより当社では、本事業における国内特定ユーザ市場の更なる深耕とグローバル展開並びに画像処理応用システムやメカトロ技術をいかした特定業務用端末等の新規事業・新分野への積極的な参入を図り事業拡大を目指します。
 新会社においては、自動化情報システム製品の設計・製造に加え、セキュリティ関連製品・金型等の独自商品の拡販を推進します。

新会社の概要

社 名 東芝ソシオシステムズ株式会社(仮称)
社 長 未定
設 立 2002年10月1日
所在地
本社事業所  神奈川県川崎市幸区柳町70番地(柳町事業所内)
秋田事業所  秋田県河辺郡河辺町戸島字七曲台120-25
資本金 2億円
従業員数 1,000人 (2003年4月)
売上目標 (2004年度)400億円
事業内容 自動化情報システム製品の設計・製造、
およびセキュリティ関連製品・金型・部品加工の販売

統合の対象となる2社1部門の概要

1. 東芝e-ソリューション社 柳町e-ソリューション工場
工場長 蜂屋 利巳
所在地 神奈川県川崎市
従業員数 700人
   
2. 東芝ソシオエンジニアリング株式会社
社 長 石黒 信吉
本社所在地 神奈川県川崎市
資本金 2億円
従業員数 500人
売上規模 50億円(2001年度)
   
3.

東芝秋田ソシオプロダクツ株式会社

社 長 福永 泰雄
本社所在地 秋田県河辺町
資本金 4億9千万円
従業員数 150人
売上規模 10億円(2001年度)

お問い合わせ先

新会社に関する
お問い合わせ先
システムコンポーネンツ事業部 TEL 03(3457)2651


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