ビジネスプロセス管理技術を用いた運用支援/ビジネス支援システムの発売について 2002年8月27日
株式会社東芝 e-ソリューション社(カンパニー社長:河村進介)は、ビジネスプロセス管理(BPM*1)技術を用いた運用支援/ビジネス支援システム(OSS/BSS*2)ソリューションの設計・構築・運用サービスを本年12月から開始します。 当社のOSS/BSSは、従来互換性のなかったデータベースや自製アプリケーション等の間でデータ交換することが可能となるので、受発注、設計、製造、出荷といった各種業務システムを連動させることができます。また、Web技術によって、業務システム利用者のパソコン画面には業務の進行状況や異常の発生といった本当に必要な情報だけを表示することができるため、業務システム利用者は人間の介在が必要な例外・異常処理だけに専念することができます。これらにより業務効率が向上すると共に、利用者全員の意思決定の速度を速めることができるので、現在のITシステムを顧客志向の真の戦略的道具へと変革することが可能です。 本ソリューションは、ビジネスプロセス管理に日本ティブコソフトウェア社のワークフロー「TIB/InConcert」や「The Information Bus」を、システム運用管理に日本ヒューレット・パッカード社 の「OpenView」をそれぞれ採用し、東芝の技術・ノウハウを結集して実現したものです。定評ある両製品に関し、日本でのサポートでは当社が多くの実績を積んでおり、これらを組み合わせて一層の効果を発揮させることができます。 当社は通信キャリアのほか、電力、製造、流通、公共、金融等、幅広い企業に本ソリューションを提供し、販売開始後1年で12億円の売上を目指します。 商品化の背景と狙い 近年、競争の激化により、これまで企業起点であったビジネスプロセスの流れが、顧客起点に変化しました。これにより多くの企業にとって、コストアップを抑えつつ、顧客満足度を高める優れた商品・サービスの提供が課題となっています。そのため、ITをビジネスの戦略的道具として使うことが求められており、以下の資質が期待されています。
しかしながら、企業経営責任者の方の多くが、現状のITシステムが上述の期待に応えていないという苛立ちを感じておられます。 この問題の解として、今までのシステムを全て捨て、新しいシステムを導入するという選択もあり得ますが、過去の資産を廃却して新たに設備を導入するという二重の投資が必要になることとに加え、一時もビジネスの停滞は許されないということからも、現実的な解ではありません。 このような背景のもと当社は、企業における業務の自動化や、アプリケーション統合を実現する技術であるビジネスプロセス管理を導入することで、現状のシステムをできるだけ利用しながら、上述の資質を満たしつつ新たなシステムに移行する「OSS/BSSソリューション」を提案します。 東芝OSS/BSSの特徴
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