半導体事業におけるアナログIC開発・評価センターの設立について

2002年10月9日

北九州工場内に新設

 当社は、アナログIC、光半導体事業の更なる優位性向上をめざし、開発体制の強化を図るため、北九州工場内に「アナログIC開発・評価センター」を新設します。新棟は本年11月に着工し、来年5月竣工の予定です。

 当社は、本センターに、横浜・川崎からアナログIC開発機能の一部を移管し、北九州工場を開発・製造をスルーしたアナログICのハブ拠点と位置付けます。アナログICのプロセス開発機能と製造機能を集約することによって、製品の開発から市場投入までの期間短縮を図り、開発効率の向上をめざします。これにより、当社は多様化する市場にタイムリーに製品投入し、アナログ関連売上高を2001年度1,100億円から2004年度には1,800億円へと拡大する計画です。

 半導体では、デジタル化が進行し、LSIの高集積化に伴って一つのシステムが1チップ上に搭載されるSoC(システム・オン・チップ)へのニーズが高まっています。一方、SoCのデータ入出力のインターフェイスを担うアナログICの重要性が高まっており、アナログ技術は重要性を増しています。当社はSoCとアナログIC両分野の優位性を維持向上させていくことにより、SoCを核としたソリューションビジネスを推進し、半導体市場における更なる競争力向上を目指します。

 なお、本センターにはすでに北九州工場内への集結が完了している部門を含め光半導体関連の開発機能も移転する予定です。

本センターの概要

建家面積 約2,400m2
延床面積 約7,200m2
着  工 2002年11月
竣  工 2003年 5月

北九州工場の概要

所在地 北九州市小倉北区下到津1-10-1
設 立 1920年
工場長 谷 敬造
従業員数 1,351名
事業内容  アナログICの開発、製造
アナログIC:テレビ、DVD、CDや携帯電話などをはじめ、様々な機器でアナログ信号処理を行う半導体


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