診断画像データと診断所見レポートの文字情報を統合管理できる電子カルテ対応型画像情報システム「Rapideye(TM) Enterprise」の発売
株式会社 東芝 株式会社東芝は、電子カルテシステム上での診断画像と診断所見レポート情報の統合管理を可能とした電子カルテ対応型画像情報システム「RapideyeTM Enterprise(ラピッドアイエンタープライズ)」を商品化します。インターネットで利用されているWeb技術を使用し、診断所見レポートと医用画像管理システム(PACS)内の保管画像データにリンクを張ることにより、これまでは別々のシステム上でそれぞれ検索・表示が必要であった診断画像データと診断所見情報(テキストデータ)が連動し、診断所見レポート画面から参照画像の呼び出しができる等、診断効率の大幅な改善が可能となります。 医用画像管理システム(PACS)にデジタル保管されている診断画像データと、医師がインプットする診断所見レポートのテキスト情報を一つのシステム上で統合管理することを可能とし、市販の電子カルテシステム内の情報として診断画像及び診断所見レポート情報を取りこませ(プラグイン)、電子カルテシステム上での診断画像と診断所見レポート情報の統合管理を可能とします。 「RapideyeTM Enterprise」は、Webを通してPACSと診断所見レポートシステムを電子カルテシステムとして統合できるため、電子カルテシステム専用の診断画像サーバーを新たに設ける必要がなくサーバーのコストを削減するだけでなく、診断画像表示ソフトも共通で使用することができます。 国内販売は東芝メディカル株式会社が行い、本日から販売を開始します。新システムの販売価格は2千万円からです。販売開始後1年間の販売目標は100システムです。 開発の背景と狙い 今日、IT技術の導入に伴なう患者サービスの向上と病院経営の効率化が求められるなか、放射線部門では、X線診断装置、CTスキャナ、MRIなど各モダリティの診断画像のデジタル化が進み従来のフィルムに変わるCRT診断や診断画像のデジタル保管システムが一般化し画像診断部門を統合する医用画像管理システム(PACS)の導入など画像診断情報の部門内ネットワーク構築が進んできました。また電子カルテの導入が急速に進展しています。 このような中で当社は、放射線部門の診断画像データや診断所見レポートを、Web技術を活用して電子カルテシステムとして統合し「RapideyeTM Enterprise」を開発しました。電子カルテシステム上で簡便にデジタル化された診断画像と診断所見レポート情報を統合する環境を提供すると共に、院内の異なる部門間、さらに院外での異なる病院間や遠隔地の診療機関との間での診断情報の交換を実現し、患者サービスの向上と業務効率の改善をはかることができます。
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新システムの概要
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