ペン入力とキーボード入力の両方が可能なコンバーチブルタイプのタブレットPC「DynaBook SS 3500」シリーズの発売について

2002年11月7日

DynaBook SS 3500

 当社は、モバイルノートPCの新ラインアップとして、タブレットペンとキーボードの両方による入力が可能で、液晶パネル自体を表裏に180度回転できるコンバーチブルタイプの筐体を採用し、ワイヤレスLANを内蔵したタブレットPC「DynaBook SS 3500」シリーズを11月8日より発売します。

 新製品は、液晶パネル自体を表裏に180度回転することで、ノートPCとしてもタブレットPCとしても使うことができるコンバーチブルタイプの筐体を採用しています。ペン入力のしやすさを考慮して、12.1型液晶ディスプレイを採用するとともに、しっかりと手になじんで、片手でも持ちやすいデザインとしているほか、画面表示を上下左右に90度・180度切り替えることも可能とするなど、タブレットPCならではの操作性の良さと幅広い使い方を追及しています。
 新製品のOSには「Microsoft(R) Windows(R) XP Tablet PC Edition」を採用し、液晶パネルにタブレットペンで直接文字を入力することや、ソフトウェアの操作を行うことができます。「Windows(R) Journal」などを使って、ノートにメモを取るように記録をしたり、プロジェクターで投影中のプレゼンテーション資料に書き込みを加えたりといった新しい使い方が可能です。

 新製品は、CPUに採用した「モバイルIntel(R) Pentium(R) IIIプロセッサ 1.33GHz-M」をはじめ、40GBの大容量HDD、高精細12.1型低温ポリシリコンTFT液晶の搭載によるモバイルノートPCとしての高い基本性能と、PCカードスロット、CFカードスロット、SDカードスロットを標準装備する拡張性の高さ、ワイヤレスLAN、LAN、モデムに加えてBluetoothTMに対応するネットワークとの優れた親和性など、ビジネスに要求される様々な仕様を、重さ約1.85kg、最薄部約29.9mmのスタイリッシュな筐体に搭載しています。

 当社は、ノートPCのリーディングカンパニーとして、ノートPCのモバイル利用を訴求した製品開発を続けています。今回、「Microsoft(R) Windows(R) XP Tablet PC Edition」を搭載し、ワイヤレスLANの利便性を付加した「DynaBook SS 3500」を市場に投入することで、モバイルノートPCの利用範囲の拡大を図っていきます。

新製品の概要

新製品の概要
「Microsoft(R) Office XP Pack for Tablet PC」を内蔵しており、「Microsoft(R) Office XP Personal」をインストールすることですぐにタブレットPCの機能をご利用いただけます。

商品化の背景と狙い

 近年、ノートPCの性能向上に加えて、ワイヤレスLANの普及やモバイル環境の整備により、ビジネスにおけるモバイルノートPCの活用が拡大しています。このような中、マイクロソフト社がノートPCを持ち歩くモバイルワーカーに向け「Microsoft(R) Windows(R) XP Tablet PC Edition」をリリースしたことで、ペン入力による操作性と表現力の向上が可能となり、モバイルノートPCの利用範囲のさらなる拡大が見込まれています。
 当社は、モバイルノートPCとして十分な高性能を備えながら、「Microsoft(R) Windows(R) XP Tablet PC Edition」を搭載することで使い勝手を向上し、ワイヤレスLANを内蔵することで利便性を付加した、タブレットPC「DynaBook SS 3500」を市場に投入することで、モバイルノートPCのさらなる普及を図っていきます。

新製品の主な特長

1. 「Microsoft(R) Windows(R) XP Tablet PC Edition」搭載
ペン入力という直感的な使い方を可能とする「Microsoft(R) Windows(R) XP Tablet PC Edition」を搭載しています。「Microsoft(R) Windows(R) XP Tablet PC Edition」は、「Microsoft(R) Windows(R) XP Professional」の全ての機能を搭載したうえ、ペン操作が行える機能が追加されています。紙にペンで書く感覚で、パソコンに手書きでノートが取れるなど、パソコンの使い勝手がより向上し、利用シーンを広げることができます。
   
2. コンバーチブルタイプの筐体に19mmキーピッチのキーボード搭載
ノートPCとしてもタブレットPCとしても使えるコンバーチブルタイプの筐体を採用しています。ペン入力に加え、キーボードによる入力もできるなど、使いやすさを追求しています。また、液晶パネルが180度回転する機構を持ち、画面表示も180度回転、90度回転切り替え可能でビジネスのさまざまなシーンにフレキシブルに対応できます。キーボードのキーピッチは19mmと、モバイルノートPCながら快適なキーボード入力が可能です。
デザインは、角のないボディ形状とし、ビジネスでのモビリティを向上しています。
   
3. 高機能、高性能モバイルノートPCとしての使いやすさを向上
「モバイルIntel(R) Pentium(R) IIIプロセッサ 1.33GHz-M」、40GBの大容量HDD、高精細12.1型低温ポリシリコンTFT液晶を搭載し、バッテリで4時間の駆動が可能など、モバイルノートPCとして高いパフォーマンスを実現しています。また、USB2.0(X2)、PCカードスロット、CFカードスロット、SDカードスロットを搭載するなど、拡張性にも優れています。
   
4. 高速なネットワークを実現するワイヤレスLANとBluetoothTMを搭載
IEEE802.11b規格に準拠したワイヤレスLANを内蔵しており、高速なワイヤレスネットワークを実現します。また、BluetoothTMを搭載し、対応する周辺機器とワイヤレスでデータ通信が行えます。さらにLANコネクタ(100Base-TX/10Base-T)や世界主要58地域に対応する、データ最大56Kbps/FAX14.4Kbpsモデムの装備により、海外でもインターネットに接続できます。
別途ソフトウエアが必要となる場合があります。対応58地域:カナダ、アメリカ、オーストリア、ベルギー、デンマーク、フィンランド、フランス、ドイツ、イタリア、オランダ、ノルウェー、ポルトガル、スペイン、スウェーデン、スイス、C.I.S(ロシア)、イギリス、ギリシャ、スロバキア、スロベニア、チェコ、ハンガリー、ポーランド、ルーマニア、アイスランド、アイルランド、エストニア、ブルガリア、マルタ、ラトビア、リトアニア、ルクセンブルク、南アフリカ、モロッコ、エジプト、イスラエル、クウェート、レバノン、オマーン、サウジアラビア、トルコ、U.A.E、バングラデシュ、中国、インド、インドネシア、マレーシア、パキスタン、フィリピン、シンガポール、スリランカ、タイ、台湾、香港、韓国、日本、オーストラリア、ニュージーランド。
   
5. タブレットのボタンにより東芝オリジナルユーティリティを簡単操作
液晶パネル部に搭載したタブレットのボタンでキーボードの一部の機能を実現できます。「Enter/Menuボタン」を押すことで「東芝Tablet Menu」を起動させることが可能で、画面の回転や省電力モードの設定ができるなど、東芝オリジナルユーティリティがボタンにより簡単に操作できます。
   
6. 海外で安心なILW付き
購入から1年間、世界39地域*1で無料修理サービスを利用できるILW(制限付海外保証)が付いているので、海外出張や留学先でも安心です。*2
*1 アメリカ、イギリス、イスラエル、イタリア、インド、インドネシア、オーストラリア、オーストリア、オマーン、オランダ、カナダ、韓国、クウェート、サウジアラビア、C.I.S(ロシア)、シンガポール、スイス、スウェーデン、スペイン、スリランカ、タイ、台湾、中国、デンマーク、ドイツ、トルコ、ノルウェー、パキスタン、バングラデシュ、フィリピン、フィンランド、フランス、ベルギー、ポルトガル、香港、マレーシア、南アフリカ、U.A.E、レバノン。
*2 無償保証の内容には制限事項があります。また一部地域では利用できない場合があります。

お問い合わせ先

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東芝PCダイヤル
(http://dynabook.com/assistpc/index_j.htm)

なお、新製品情報は当社のPC総合情報サイト「dynabook.com」(http://dynabook.com/)でも提供します。


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  • Intel、Pentium、CeleronはIntel Corporationの登録商標または商標です。
  • Microsoft、Windows、は米国Microsoft Corporationの米国及び他の国における登録商標です。
  • Windowsの正式名称はMicrosoft Windows Operating Systemです。
  • コンパクトフラッシュは、米国SanDisk Corporationの登録商標です。
  • Bluetoothは、その商標権者が所有しており、東芝はライセンスに基づき使用しています。
  • ハードディスクの容量は1GBを10億バイトで算出しています。

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