Web技術を採用し放射線部門の業務効率改善と病院内の他部門との情報伝達の向上を実現する放射線部門情報管理システム「Rapideye(TM) e-RIS」の発売 2002年12月19日
株式会社 東芝 株式会社東芝は、放射線部門情報管理システムにインターネットで利用されるWeb技術を採用することにより、電子カルテシステムや画像システム(PACS)等とのリンクを実現し、放射線部門全体の業務効率化と放射線部門内外との情報伝達機能の向上を実現する放射線部門情報管理システムの新製品「RapideyeTM e-RIS(ラピッドアイ イーリス)」を発売します。 「RapideyeTM e-RIS」は、インターネットで利用されているWeb技術を採用することにより、これまでは専用端末での作業が必要であった放射線部門における受付業務、検査業務、各種集計業務等の放射線部門運用管理を、受付・検査室等に既に設置されている電子カルテオーダー端末等で可能とし、放射線部門管理業務の効率化と端末設置スペース及びシステム導入コストの削減を実現します。また、画像システム(PACS)やレポートシステム、電子カルテシステムともWeb技術によるリンクが可能となり、放射線部門情報システムの画面上から、PACSに保管された画像・読影レポートや電子カルテシステムのオーダー情報を直接参照することが可能となり、検査・診断業務の省力化、フィルムレス化を図れます。またインターネットで知られるポータルサイト機能を実現し、放射線部門内外の端末を結び、情報共有・伝達がスムーズに行えます。 機能面では、放射線部門情報管理用の当社従来システムである「TOSRIMTM」で蓄積した放射線部門の運用ノウハウに基づく受付業務、撮影室業務等のワークフローに沿った操作画面を実現しました。さらにIDカードやリストバンドのバーコードを利用した患者認証を行い、電子カルテシステムからの検査オーダー情報をオンラインで画像撮影装置に送信することにより、検査室での再入力を不要とする等の業務の効率化と正確な検査の実施を図っています。さらに経営指標ツール(オプション)により放射線部門における装置毎の稼働率、保険点数等の統計情報を容易にグラフ表示することができ経営改善、業務改善の基礎データとして活用できます。 国内販売は東芝メディカル株式会社が行い、本日から販売を開始します。新システムの販売価格は3千万円からです。販売開始後1年間の販売目標は100システムです。 開発の背景と狙い 今日、IT技術の導入に伴なう患者サービスの向上と病院経営の効率化が求められる中、放射線部門では、X線診断装置、CTスキャナ、MRIなど各モダリティ診断画像のデジタル化が進むとともに、検査業務の効率化、検査の質向上、各種統計表作成等のための情報システム化が一般化し放射線部門を統合する放射線情報システム(RIS)の導入など部門内ネットワーク構築が進んできました。また電子カルテの導入が急速に進展しています。 システムの特長
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