中国での小型紙幣処理機器の製造・販売を目的とした合弁会社設立について

2002年12月20日

 当社は、中国・清華同方股份有限公司(以下、清華同方)と中国国内の金融機関向け小型紙幣処理機器などの開発・製造・販売・メンテナンスを行う合弁会社を設立することで合意し、本日、中国北京市で、合弁契約を締結しました。

 新会社の名称は、「北京同方清芝商用機器有限公司」で、東芝、東芝中国社と清華同方の共同出資により、中国・北京市に1月に設立します。新会社の資本金は2000万元(約3億円)で、出資比率は当社グループが49%、清華同方が51%です。

 世界貿易機関(WTO)への加盟を果たした中国では、外資系企業の進出に伴い、金融機関におけるサービスの向上や、流通紙幣の品質(正券の流通比率)向上が求められていますが、中国の現金流通量は世界最大であり、各商業銀行においてはATM等のインフラ整備に合わせて、紙幣処理についても急速に機械化を進める必要に迫られています。
 新会社は、このような中国国内の金融機関向け市場に向けて、清華同方が持つ人民元の検知技術と中国における広範な販売力に、東芝の持つ開発・製造技術力やノウハウを合わせることで、人民元紙幣計数機と小型人民元紙幣処理機を製造・販売します。新会社の売上は設立後5年間で150~200億円を見込んでいます。

 当社は、中国のトップブランドの一つである清華同方との良好な関係を活かして、中国におけるビジネスのさらなる拡大を図っていきます。

新会社の概要

新会社の概要

清華同方股份有限公司 概要

清華同方股イ分有限公司 概要


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