ラックマウント専用IAサーバのラインアップの強化について

2003年7月7日

「Xeon TM プロセッサMP」を最大4つ搭載可能な「MAGNIA 7235R」を発売

ラックマウント専用のIAサーバ「MAGNIA 7235R」

 当社は、企業の情報システム部門や、ASP、ISPなどのデータ・センターといった省スペース型 サーバのニーズの強い顧客向けに、ラックマウント専用のIAサーバのラインアップを強化します。高さ4Uの薄型サイズにインテル社の高性能CPU「XeonTM プロセッサMP(2.8GHz)」を最大4つ搭載(4-Way)可能な「MAGNIA 7235R」を商品化し、本日から営業活動を開始します。

 新製品は、4Uクラスとして最高レベルの高速性と拡張性、信頼性を備え、企業の情報システム部門やASP/ISPなどラックへの高密度実装を求められるデータ・センターに最適なサーバです。
 ハードディスクは最大730GB*1、メモリも最大12GBまで増設可能としたほか、PCIスロットを8個、5.25型のバックアップ装置を内蔵可能なデバイスベイを1基装備しています。また、ハードディスク、PCIスロット、冷却ファン、電源装置のホットプラグにも対応しています。

 なお、今回当社は、タワー/ラックマウント兼用型の 4-Wayサーバ「MAGNIA 7210」において、CPUに「XeonTM プロセッサMP(2 / 2.8GHz)」をオプションとして商品化します。

*1 146GB(10,000rpm)x5式による構成です(15,000rpmのHDDでは最大365GBとなります)。

新製品の概要

新製品の概要
*1 最小システム出荷構成の価格
(本体、CPU:2GHzx2、メモリ:512MB、HDD:36GB/10,000rpmx1、Ultra320 2ch RAIDコントローラ、OSなし)
*2 10,000rpmのHDDは36GB、73GB、146GBに、15,000rpmのHDDは36GB、73GBに対応しています。

商品化の背景と狙い

 IAサーバ出荷台数に占めるラックマウント専用モデルの割合は、2001年には約30%でしたが、2004~05年にかけてタワーモデルを上回ると予想されています。特に、データセンタ、ISP、ASPといったサービスプロバイダ、大企業のIS部門などの多数のサーバを運用する部門では、スペース効率に優れたラックマウント専用サーバに対する需要が伸びており、また、ユーザ数やデータ量の増加、通信インフラの高速化などに柔軟に対応できる処理性能と拡張性も必要とされてきています。
 当社は、こうした市場のニーズに対応し、省スペースに加え、高性能、拡張性、可用性を実現した4-Wayのラックマウント専用サーバを、MAGNIAシリーズのラインアップに加えることで、一層の拡販を図っていきます。

新製品の主な特長

1. 高さ4Uの省スペース設計
スペース効率に優れた、高さ4Uのラックマウント専用筐体を採用。
 
2. 最新のCPU「XeonTM プロセッサMP」を搭載
インテル社の最新CPU「XeonTM プロセッサMP(2 / 2.8GHz)」を最大4つまで搭載可能です。1MB(2GHz)または2MB(2.8GHz)の大容量L3キャッシュメモリを搭載し、ハイパー・スレッディング・テクノロジ、NetBurstTM マイクロアーキテクチャの採用と、400MHzのフロントサイドバスに対応したチップセットを採用することにより大量・高速なデータ処理が可能です。
 
3. 高速・高信頼のRAIDコントローラを搭載
当社独自のRAID高速化技術を搭載したRAIDコントローラと、Ultra320 SCSIインタフェースを装備したRAIDコントローラを選択可能。高速・高信頼のディスクアレイシステムを提供します。
 
4. メモリの耐障害性を大幅に向上するオンラインスペアメモリ機能を搭載
メモリの複数ビット障害を自動的に修正するChipkillTM 機能に加え、万一メモリにエラーが多発しても、メモリの内容を自動的にスペアメモリにコピーし、システムの継続稼動を可能とするオンラインスペアメモリ機能を搭載。メモリの信頼性を格段に向上しています。
また、最大12GBの高速DDR200メモリをサポートしており、大規模なアプリケーションにも余裕をもって対応しています。
 
5. 冗長構成とホットプラグ対応により、システムの可用性を向上
冗長電源、冗長ファンを標準装備。高い信頼性と可用性を実現しています。ハードディスク、電源ユニット、冷却ファン、PCIスロットはホットプラグにも対応。サーバの運用中でも交換が可能です。
 
6. 最大730GBの大容量ハードディスクを内蔵
146GBのハードディスクを最大5台まで(合計730GB)搭載が可能です。また、ディスク周りの高速化を行うUltra320 SCSI対応のRAIDコントローラ、および15,000rpmハードディスクにも対応しています
10,000rpmのHDDは36GB、73GB、146GBに、15,000rpmのHDDは36GB、73GBに対応しています。
 
7. 拡張I/OスロットでPCI-Xに対応
PCI-Xに対応した拡張I/Oスロットを6個装備しています。また、64bit/100MHzで動作し、最大800MB/secの高速データ転送速度を実現しています。さらに、32bit/33MHzポートとあわせてPCIカードを8枚まで搭載可能であるため、高い拡張性を備えています。
 
8. インストールや初期設定が簡単
「Windows(R) 2000 Server」「Windows ServerTM 2003」OSのインストールや初期設定を簡単に行うことが可能な「SetupInstructor」を標準で装備し、スムーズなセットアップが可能です。
 
9. サーバ監視ソフト「HarnessEye/Web」を標準搭載
遠隔地の管理者端末からWebベースで複数のサーバの障害監視をすることができる、サーバ監視ソフト「HarnessEye/Web」を標準装備しています。情報はEメールでも送信可能で、携帯電話などでも通知を受けることができます。また、ハードディスク障害予知などができ、システムの可用性を備えています。

お問い合わせ先

新製品に関するお客様からの
お問い合せ先
サーバ・ネットワーク
事業部
TEL 03(3457)3019
E-Mail pcserver@ieg.toshiba.co.jp
MAGNIAシリーズ ホームページ URL http://www.magnia.toshiba.co.jp


  • MAGNIA ,HarnessEyeは(株)東芝の商標です。
  • Xeon ,NetBurstは米国Intel Corporationの登録商標です。
  • Microsoft ,Windows ,Windows Serverは、米国Microsoft Corporationの米国及びその他の国における商標または登録商標です。
  • Chipkillは米国IBM Corporationの商標です。

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