通信システム事業の再編について

2003年9月2日

 当社は、無線伝送システム、企業向けIP電話システム、IP映像通信ネットワークシステムなどの民間向け通信システム事業について、2004年1月に会社分割により分社し、グループ会社の東芝通信システム株式会社と統合します。グループ会社を含めた事業体制の改革を進め、通信システム事業の規模拡大と体質強化を加速します。

 通信システム関連の民間投資は通信不況、経済低迷の影響で厳しい状況が続いていますが、ブロードバンド、IPや無線をベースとした技術革新の進展、顧客の利便性・セキュリティ向上需要の増大を背景とした通信ネットワークシステム需要の拡大が期待できます。
 こうした事業環境下、当社は、昨年7月に通信工事会社の東芝通信システム建設株式会社とエンジニアリング会社の東芝通信システムエンジニアリング株式会社を統合し、東芝通信システム株式会社を設立し工事を含む総合エンジニアリングの強化を行いました。
 これに続く今回の事業再編により、民間向け通信システム事業に関し、東芝通信システム株式会社において商品企画から開発、設計、製造、販売、工事、保守サービスまで一貫した販・技・製一体運営体制を構築し、経営の効率化・迅速化、及び、顧客対応力・コスト競争力の強化を行い、一層の事業規模拡大、高収益化を目指します。

 東芝通信システム株式会社は、東芝グループの通信システム事業分担会社として無線通信・音声交換・IP映像ネットワークノウハウをコアコンピタンスとした技術力をベースとして、無線伝送システム、企業向けIP電話システム、コンタクトセンターシステム、IP映像通信ネットワークシステム、セキュリティシステムなど、ブロードバンド・ネットワークソリューション事業を展開して参ります。

<東芝通信システム株式会社の概要>

所在地 東京都日野市旭が丘3-1-1
資本金 10億円(2003年12月増資後)(東芝100%)
従業員数 約600人(2004年1月統合時点)
売上規模 250億円(2004年度)
事業内容 民間向け通信システム・製品(無線伝送装置、無線LAN、放送局用伝送装置、第3世代携帯基地局関連伝送装置、企業向けIP電話システム、コンタクトセンターシステム、IP映像通信ネットワーク・監視システム 等)の販売、開発、設計、製造、工事請負


プレスリリース記載の情報(製品価格/仕様、サービスの内容、お問い合わせ先、URL等)は、発表日現在の情報です。予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。最新のお問い合わせ先は、東芝全体のお問い合わせ一覧をご覧下さい。