フラッシュメモリ混載マイコンに関するライセンス契約の締結について 2003年9月29日
シリコンストレージテクノロジー社 東京発、9月29日 - フラッシュメモリ技術の有力メーカである米国SST社(Silicon Storage Technology, Inc.)と株式会社東芝(以下、東芝)は本日、東芝がSST社からフラッシュメモリ混載マイコンに関する技術である「SuperFlash 技術」のライセンスを受ける契約を締結しました。 東芝のマイクロプロセッサ統括部長である村尾豊は、次のようにコメントしています。 SST社の社長兼最高経営責任者(CEO)であるBing Yehは、次のようにコメントしています。「東芝がSSTのSuperFlash技術を採用したことを非常に嬉しく光栄に思います。半導体の世界トップグループの1社である東芝と本日の契約を締結したことは、当社のSuperFlash技術が民生向け組込みフラッシュ技術の最有力候補であることを示しているのです。」 今回の合意は0.5ミクロンプロセスのSuperFlash技術に関するものですが、今後両社はさらに次世代プロセスのライセンス契約を締結することも視野に入れています。 東芝について 東芝は、電子デバイス、情報通信システム、民生機器、重電システムなどの開発・製造におけるリーディング企業です。ハードウェアからソフトウェア、創造的なサービスまで、幅広い技術を集結させることができます。半導体事業においては、SoC、NAND型フラッシュメモリ、アナログ半導体、ディスクリート半導体などで世界的な地位にあり、リーダーシップを発揮しています。東芝は、全世界に約166,000人の従業員がおり、年間の売上高は470億米ドルを超えています。詳細は以下のサイトをご覧下さい。 SuperFlash技術について SSTのSuperFlash技術はNOR型で厚い酸化膜を用いたスプリットゲート構造をベースとし、少ないマスク枚数による低コスト化、高いデータ保持特性、高信頼性を特長としております。スプリットゲートNOR型SuperFlash構造はシンプル且つフレキシブルなデザインを容易にし、ハイパフォーマンス、高信頼性、スモールセクター化、インシステムプログラミング、又、幅広い容量展開に最適なCMOS互換技術です。 SST社について 本社を米国カリフォルニア州サニーヴェール市に置き、SSTは独自の特許技術であるSuperFlashをベースとした不揮発性メモリーを設計、製造、販売しております。デジタルコンシューマー、ネットワーク、ワイヤレス、インターネットコンピューティング等を主要なマーケットとし、さまざまな容量の高機能フラッシュメモリ、フラッシュマスストレージ製品、フラッシュマイクロコントローラーをラインアップしております。又、SSTはSuperFlash技術をエンベデッド用途とし1stシリコン、グレースセミコンダクター(GSMC)、IBM、モトローラ、ナショナルセミコンダクター、NEC、沖電気、サムソン、三洋、セイコーエプソン、上海HHNEC、TSMC、バンガード、ウィンボンドへライセンス提供しております。尚、TSMC社はEmb-Flashの商標においてエンベデッドSuperFlashを提供しております。詳細はhttp://www.sst.comをご参照ください。
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