テレビやDVDの映像を高画質で表現する専用の映像処理システム「高画質化エンジン」を搭載したノートPC「dynabook VX」の発売について

2004年5月24日

東芝ノートPC dynabook VX/2W15LDSTW
 
東芝ノートPC dynabook AX/2528PDS
東芝ノートPC 「dynabook VX」

 当社は、テレビやDVDの映像を高画質に表現する専用の映像処理システム「高画質化エンジン」*1をノートPCに初めて*2内蔵した「dynabook VX」2モデル*3を商品化し、6月中旬から発売します。

 新製品は、明るさを従来モデル比*4約20%向上させた15.4型ワイドClear SuperView液晶に加えて、当社の優れたテレビ映像処理技術と、PCソフトウェア/ハードウェア技術を結集した「高画質化エンジン」を搭載しています。「高画質化エンジン」には明暗の階調を拡張補正して表現力を高める「ブラック/ホワイトエンハンサ」をはじめ、細部までシャープにメリハリのある立体的な画像を再現する「デジタルシャープネス」、デジタル処理で液晶の表示応答速度を高めてスポーツなどの映像でもはっきりと表現する「デジタルオーバードライブ」などの機能を実現しており、より液晶テレビに近い映像をノートPCで楽しむことができます。

 また、新製品には液晶画面を高品位モニタとして利用できる「モニタ入力端子」を標準搭載しており、Windows(R)を起動することなく、接続したビデオデッキやCS放送チューナ、ゲーム機などの映像を画面に表示することができます。接続した機器の映像は「高画質化エンジン」がデジタル処理を行ない、輪郭部を強調してメリハリのある映像を作る「エッジエンハンサ」や、「3次元Y/C分離」、「10bitADコンバート」などの機能でくっきりと、鮮明に再現します。

 さらに、PCの電源がOFFの状態からでも、本体の「クイックプレイボタン」や、専用リモコン*5のボタンを押すだけで、Windows(R)を起動することなく、DVDや音楽CDを楽しめる「クイックプレイ」機能*6も搭載しています。

 なお今回、丸みのある新デザインを採用した「dynabook AX」2モデルを商品化し、合わせて発売します。CPUに「モバイルIntel(R) Pentium(R)4プロセッサ 動作周波数2.80GHz」または、「Intel(R) Celeron(R) プロセッサ動作周波数2.50GHz」を採用し、高い基本性能を実現しています。

*1 高画質化処理は、テレビ受信の電波の状態やDVD映像の種類によって、効果が異なる場合があります。
高画質化処理は、モニタ入力映像または、「InterVideo WinDVRTM 3 for TOSHIBA」(「VX/2W15LDSTW」モデルのみ)、「InterVideo WinDVDTM 5 for TOSHIBA」を使用し、全画面表示した場合のみ有効です。
*2 2004年5月24日現在(当社調査による)
*3 テレビチューナは「dynabook VX/2W15LDSTW」モデルに同梱しています。日本国内でご使用ください。
地上波デジタル放送は受信できません。
*4 「dynabook VX1/W15LDET」モデルとの比較。
*5 専用リモコンは「dynabook VX/2W15LDSTW」モデルに同梱しています。
*6 通常Windows(R)を起動し、DVDを見るまで1分以上かかっていました(当社従来モデル)が、「クイックプレイ機能」で約27秒での起動が可能です。起動時間はDVD映像の種類など使用状況により多少の差が生じます。

新製品の概要

<高画質化エンジンを搭載したワイド液晶搭載ノートPC「dynabook VX」シリーズ>

<高画質化エンジンを搭載したワイド液晶搭載ノートPC「dynabook VX」シリーズ>

<スタンダードノートPC「dynabook AX」シリーズ>

<スタンダードノートPC「dynabook AX」シリーズ>

新製品の主な特長

<高画質化エンジンを搭載したワイド液晶搭載ノートPC「dynabook VX」シリーズ>

1. テレビやDVDを高画質、高音質で楽しむための機能を搭載
(1) ノートPCで初めて*1映像専用の「高画質化エンジン」*2内蔵
 グラフィックスアクセラレータとは別に、映像を高画質に表現するための処理システムとして「高画質化エンジン」を初めてノートPCに内蔵しています。これによりデジタル映像、アナログ映像ともより高画質な映像を実現しています。
(1) ブラック/ホワイトエンハンサ
 白色/黒色を薄い色から濃い色まで多階調表示することで、高コントラストの明るく美しい映像を再現します。
(2) デジタルシャープネス
 当社独自のサンプリング技術によるシャープネス補正により、映像のシャープさと、曲線部のスムーズさを両立して、立体感のある美しい映像を表現します。
(3) 色補正
 数百にもわたる色表示パラメータを微調整し、自然な色に近づけた映像を再現します。
(4) デジタルオーバードライブ
 液晶の残像現象を低減させるとともに、デジタル処理によって、液晶の映像表示応答速度を瞬間的に高め、スポーツなどの動きの早い映像を見やすく再現します。
(5) インタレース・プログレッシブ変換
 テレビ、ビデオ、DVDなどインタレース方式の映像信号を、2倍の情報量をもつプログレッシブ映像に変換し、動きの速い映像でもちらつきを抑え、自然な動きで描写します。
(6) エッジエンハンサ*3
 輪郭部の色の違いや濃淡差を認識し、部分的に輪郭を強調することでクッキリとした映像を再現します。
(7) デジタルノイズリダクション*3
 デジタル変換にともなう画質劣化を防ぎ、目ざわりなノイズや輪郭周辺のざらつきをおさえ込んで、よりすっきりした映像を実現します。アナログビデオを入力して映し出すときなどに効果を発揮します。
(8) 3次元Y/C分離*3
 外部から入力する映像信号を輝度信号と色信号に分離処理し、にじみなどを低減します。
(9) 10bitADコンバート*3
 アナログをデジタル変換する際の色階調の分解能を上げ、グラデーションなど微細な色も忠実に再現します。
*1 2004年5月24日現在(当社調査による)
*2 高画質化処理はテレビ受信の電波の状態やDVD映像の種類によって、効果が異なる場合があります。高画質化処理は、モニタ入力映像または、「InterVideo WinDVRTM 3 for TOSHIBA」(VX/2W15LDSTWモデルのみ)、「InterVideo WinDVDTM 5 for TOSHIBA」を使用し、全画面表示した場合のみ有効。
*3 モニタ入力映像の場合のみ有効。
(2) 15.4型WXGAワイドClear SuperView液晶搭載
 DVD鑑賞に適したシネマワイドスクリーンの大画面と、従来モデル*1と比べ輝度を約20%向上したワイドClear SuperView液晶の採用により、映画やゲームなど臨場感を持って楽しむことができます。「dynabook VX/2W15LDSTWモデル」はTVチューナボックスを同梱しており、テレビ映像*2も見ることができます。
*1 「dynabook VX1/W15LDET」モデルとの比較
*2 日本国内でご使用ください。地上波デジタル放送は受信できません。
(3) ビデオデッキなどを接続して液晶画面に表示できる「モニタ入力端子」を搭載
 ビデオデッキやCS放送チューナ、ゲーム機などを接続して、PCの液晶画面をモニタとして使用することができます。
ゲームによっては(シューティングガンを利用するシューティングゲームなど)利用できない場合があります。
(4) harman/kardon(R)のステレオスピーカを採用し、高品位なサウンドを実現します。
 上質な音響システムが評価され、映画館への導入実績で世界的に高いシェアを持つオーディオメーカーHarman International社の、harman/kardon(R)ステレオスピーカを採用し、高音質のサウンドを楽しむことができます。
 
2. 長時間録画やオリジナルDVD作成ができるハードウェア/ソフトウェア
(1) 大容量80GBのハードディスクに、最大約67時間の長時間録画が可能。
ハードディスクの空き容量71GBとして、転送速度約2Mbpsによる録画目安時間。ハードディスクの容量をいっぱいまでご使用になりますと、パソコンの動きが不安定になったりする場合があります。
(2) DVDへの直接録画ができる「DVDダイレクトレコーディング」機能
 テレビ番組をDVD-RAMまたはDVD-RWディスクに直接録画できます。i.LINK経由で接続したデジタルビデオカメラの映像も同様に直接録画が可能です。ハードディスクにいったん取込む必要がないので、ダビングに要する時間を節約できます。
(3) 多彩なメディアに対応する「DVDスーパーマルチドライブ」搭載
 5つのDVD記録メディア(DVD-RAM、DVD-R/-RW、DVD+R/+RW)を用途に応じて使い分けることができます。もちろんCD-R/-RWも利用できます。
 
3. 使いやすい操作で映像を楽しむことができる
(1) 本体の「クイックプレイボタン」*1や同梱されている専用リモコン*2のボタンを押すだけで、PC本体電源OFFの状態から、Windows(R)を起動せずに、音楽CDやDVDを楽しむことができます。
*1 通常Windows(R) を起動し、DVDを見るまで1分以上かかっていました(当社従来モデル)が、「クイックプレイ機能」で約27秒での起動が可能です。起動時間はDVD映像の種類など使用状況により多少の差が生じます。
*2 「dynabook VX/2W15LDSTW」モデル
(2) 映像を切り替える「モニタ入力ボタン」*1や「映像調整ユーティリティ」を搭載。
 本体の「モニタ入力ボタン」をワンタッチするだけで、「モニタ入力端子」に接続したビデオデッキやゲーム機*2などの映像を表示できます。また、「映像調整ユーティリティ」を使って、楽しみたい映像に合わせて最適な画質モードを選択できます。明るく迫力のある映像を楽しみたいときは「Dynamic(ダイナミック)」モード、映画館のように周囲を暗くしても画面を引き立たせて楽しめる「Theater(シアター)」モード、標準の「Standard(スタンダード)」モードの3つを簡単な操作で切り替えられます。
*1 電源OFFの状態で「モニタ入力ボタン」を使用する場合は、「クイックプレイ」を起動した後でご使用ください。
*2 ゲームによって(シューティングガンを利用するシューティングゲームなど)利用できない場合があります。
   
4. 高いパフォーマンスを発揮する充実した基本仕様
 CPUには「Intel(R) CentrinoTMモバイル・テクノロジIntel(R) Pentium(R) Mプロセッサ 動作周波数1.50GHz」を採用。省電力で高性能を実現しています。また、3D用グラフィックチップで実績をもつNVIDIA(R) 社がノートPC専用に開発した「NVIDIA(R) GeForceTM FX Go5200」を搭載し、3Dゲームも楽しむことが可能です。そのほか、ワイヤレスLAN(IEEE802.11b/g)の搭載に加えて、USB2.0X4、i.LINK、SDカードスロットなど各種インタフェースを搭載しています。

<スタンダードノートPC「dynabook AX」シリーズ>

1. 実用性と高いパフォーマンスを両立
(1) CPUには、「モバイルIntel(R) Pentium(R) 4プロセッサ 動作周波数2.80GHz」(dynabook AX/2528PDSモデル)を搭載、動画編集などCPU性能を必要とする使い方にも対応します。
(2) 15型XGA Clear SuperView液晶を搭載(dynabook AX/2528PDSモデル)し、引き締まった黒と鮮明な色彩、映り込みの軽減を実現しています。
(3) 「DVDダイレクトレコーディング」機能を利用してデジタルビデオカメラの映像を、直接DVDディスクに記録できます。(dynabook AX/2528PDSモデル)
(4) DVDスーパーマルチドライブを搭載(dynabook AX/2528PDSモデル)しており、5つのDVD記録メディア(DVD-RAM、DVD-R/-RW、DVD+R/+RW)を使い分けできます。
(5) ハードディスクは、60GB(dynabook AX/2528PDSモデル)、または40GB(dynabook AX/2525CMSモデル)を搭載。
(6) 丸みのある新しいデザインの本体に、i.LINK、USB2.0X3、S-Video出力、PCカードなど各種インタフェースを装備しています。

<dynabookシリーズ共通の特長>

1. すぐに使える安心マニュアルを装備
(1) ベストセラーPC書籍「できるシリーズ」のdynabook版「できるdynabook」を電子マニュアルとして搭載。「アイコンを開いてみよう」、「日本語を入力するには」、「パソコンに仕事を頼もう」など、Windows(R) の一般操作、インターネットへの接続、メール送受信など画面上で操作しながら解説と図解を見られる、初心者の方にも使いやすい電子マニュアルです。
(2) 「dynabook図解で読むマニュアル」を同梱。TV録画や再生、映像編集やDVD作成といったAV機能の活用方法について、豊富な写真やガイドをまじえ、わかりやすく紹介したマニュアルです。dynabookの多彩な機能をスムーズに使いこなすことが可能です。
   
2. dynabookオリジナルの便利で楽しい機能が満載
(1) dynabookオリジナルの「Smooth ViewTM」は、文字や画面を拡大/縮小するツールです。例えばインターネット画面では、文字サイズに合わせて画像データも拡大/縮小するので全体のバランスはそのままに、見やすいサイズで画面表示や印刷が可能です。
(2) dynabookオリジナルの「ぱらちゃんVersion2.2」は、“ぱらちゃん”がデスクトップを泳いだり、寝たりと自由に行動するデスクトップアクセサリーソフトです。「ぱらちゃん分裂ミニゲーム」で遊べるほか、ユーザが顔を描いてオリジナルの“ぱらちゃん”を作成できる「オリジナルグラフィック機能」を加えバージョンアップしています。
(3) dynabookオリジナルの「パッドタッチTM」は、タッチパッドの四隅の1ヵ所を長押しすると、操作パネルが画面に表示され、設定したフォルダーの内容を一覧できます。探したいファイルやアプリケーションのショートカットをすぐに見つけることができ、起動も簡単スムーズになる便利なツールです。
   
3. dynabookには「Microsoft(R) Office OneNoteTM 2003」搭載
 
便利で情報管理が快適にできるソフトウェア「Microsoft(R) Office OneNoteTM 2003」をdynabookは全機種に搭載しています。
(1) 文字でもスケッチでも、思いついたことを自由な形でメモできます。
(2) 聞き逃せない大事な用件は、音声メモで残しておけます。
(3) 集めたメモを分かりやすく整理したり、すばやく簡単に検索したりできます。

新製品の主な仕様

<高画質化エンジンを搭載したワイド液晶搭載ノートPC「dynabook VX」>

<高画質化エンジンを搭載したワイド液晶搭載ノートPC「dynabook VX」>

<スタンダードノートPC「dynabook AX」シリーズ>

<スタンダードノートPC「dynabook AX」シリーズ>

お問い合わせ先

お客様からの製品についての
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東芝PCダイヤル
(http://dynabook.com/assistpc/index_j.htm)

なお、新製品情報は当社のPC総合情報サイト「dynabook.com」(http://dynabook.com/)でも提供します。


  • 本資料掲載の商品はそれぞれ各社が商標として使用している場合があります。
  • Intel、Intel Centrino、Pentium、CeleronはIntel Corporationの登録商標または商標です。
  • Microsoft、Windows、は米国Microsoft Corporationの米国及び他の国における登録商標です。
  • Windowsの正式名称はMicrosoft Windows Operating Systemです。
  • i.LINKとi.LINKロゴは商標です。
  • Bluetoothは、その商標権者が所有しており、東芝はライセンスに基づき使用しています。
  • ハードディスクの容量は1GBを10億バイトで算出しています。

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