ネットワークカメラの新製品「IK-WB02」の発売について

2004年7月15日

SDメモリーカードインターフェース機能と音声双方向通信機能を搭載

東芝 ネットワークカメラ「IK-WB02」

 当社は、SDメモリーカードインターフェース機能の搭載によって、アラーム発生時に画像をSDメモリーカードに記録することが可能で、さらに、音声の双方向通信が可能なネットワークカメラ「IK-WB02」を9月1日から発売いたします。

 ネットワークカメラはイントラネットやインターネットと接続し*1、ルーターなどと組み合わせてシステム構築することによって、パソコンなどにリアルタイムで映像配信が可能で、セキュリティーの向上のみならず、観光地や店舗などから遠隔地への情報配信にも対応する製品です。

 新製品はSDメモリーカードインターフェース機能を搭載しているため、SDメモリーカード*2に画像を保存することができます。外部センサーからのアラーム信号を受信すると、SDメモリーカード*2に画像を記録するため、ネットワークに障害が発生した場合でも、512MBのSDメモリーカード*2にVGAの画像サイズで約1万6千枚の画像*3を保存しておくことができます。
 また、新製品は、オーディオ入力端子と、オーディオ出力端子を備えているため、市販のマイク*4とアンプ付スピーカー*5を接続することで、カメラを設置している現場とPCなどがある遠隔地で音声の双方向通信が可能です。*6
 さらに、アラーム発生時に添付画像付きのメールをパソコンなどの携帯端末に送信するメール配信機能を搭載しているため、遠隔地でも異常の発生を画像で確認できます。

*1: ネットワークカメラをインターネットに接続する場合、別途インターネットサービスプロバイダーとブロードバンド回線業者との契約が必要です。
*2: SDメモリーカードは別売です。SDメモリーカードは東芝製の使用をお勧めします。
*3: 画質レベル3(標準的な圧縮度)を選択時に10秒に1コマで記録した場合
*4: マイクはΦ3.5mm、プラグインパワー方式の物を使用願います。
*5: アンプ付スピーカーは入力端子がΦ3.5mmの物を使用願います。
*6: PC側はマイク端子に市販品のマイクを接続する必要があります。

新製品の概要

新製品の概要
希望小売価格には、レンズ、電源装置は含んでいません。
レンズはユーザーの要望に合わせて納入(別売)します。

開発の背景と狙い

 近年、ブロードバンドによるインターネット利用の急速な拡大に伴い、遠隔地から画像を確認できるネットワークカメラの需要が拡大しています。
 このような状況の中、ネットワークに異常があった場合でも、画像データを撮影現場に一時的に保存したいとの要望がふえてきています。
 また、撮影する現場の音を聞きたいという従来の要望に加え、遠隔地から撮影現場に音声を送信したいというニーズも高まってきています。
 当社はこのようなニーズに対応すべく、SDメモリーカードインターフェース機能や双方向の音声通信機能を搭載したネットワークカメラを発売いたします。

新商品の主な特長

1. SDメモリーカードインターフェース機能を搭載
 SDメモリーカード*1を使用することによって、アラーム発生時の画像を記録することができます。ネットワークの障害時でもSDメモリーカードに残した画像データをネットワーク復旧後に確認することができます。
 外部センサーからのアラーム信号を受信すると、SDメモリーカード*1に画像を記録するため、ネットワークに障害が発生した場合でも512MBのSDメモリーカード*1にVGAの画像サイズで約1万6千枚の画像*2を保存しておくことができます。
*1: SDメモリーカードは別売です。SDメモリーカードは東芝製の使用をお勧めします。
*2: 画質レベル3(標準的な圧縮度)を選択時に10秒に1コマで記録した場合
 
2. 双方向音声通信機能を搭載
 新製品は、オーディオ入力端子と、オーディオ出力端子を備えているため、市販のマイク*1とアンプ付スピーカー*2を接続することで、カメラを設置している現場とPCなどがある遠隔地で音声の双方向通信が可能です。*3
*1: マイクはΦ3.5mm、プラグインパワー方式の物を使用願います。
*2: アンプ付スピーカーは入力端子がΦ3.5mmの物を使用願います。
*3: PC側はマイク端子に市販品のマイクを接続する必要があります。
 
3. メール送信機能を搭載
 アラーム発生時に添付画像付きのメールを送信することができるので遠隔地にいても異常が発生した状況を確認できます。(最大10箇所まで送信が可能)
 
4. NTSC(ビデオ)出力端子搭載
 ネットワーク機能だけではなく、NTSC出力信号端子を搭載(出力信号はLAN端子との並行出力)しているので、本カメラをネットワークカメラとして使用時に監視カメラとして併用することができます。
監視システムを構築するには、モニター受像機、録画機器、配線・電源工事などが必要です。
 
5. PoE(Power over Ethernet)機能対応
 PoE(IEEE802.3af準拠)に対応しているので、LANケーブルから電源を供給できるシステムを構築することができます
カメラの電源工事が不要なので、簡易なシステムが構築できます。
LANケーブルから電源供給する為にはPOE電源供給装置が別途必要です。
 
6. モーションセンサー機能搭載
 画像の動きを検出し、アラーム動作(SDメモリーカードへの記録、FTPによる画像配信、メール送信機能等の外部アラーム出力)を行うことができますので、簡易的な内蔵センサーとして利用できます。
 
7. マルチカメラ対応
 本製品を複数台使用して、同一ブラウザ上にマルチ画面表示することができます。(レイアウトは自動配置となります。)
同一画面にマルチ表示できるカメラの台数は最大9台です。
 
8. CSマウント採用
 レンズマウントに監視カメラで比較的多く使われているCSマウントを採用
多くの種類のレンズ(別売)が使用できますので、使用場所に応じてさまざまな状況で撮影ができます。
本製品には、レンズ、電源装置は含んでいません。
レンズはユーザーの要望に合わせて納入(別売)します。

本製品の主な仕様

*1: LANケーブルから電源供給する為にはPOE電源供給装置が別途必要です。
*2: 音声は回線の状態によっては途切れる場合があります。
*3: マイクはΦ3.5mm、プラグインパワー方式の物を使用願います。
*4: SDメモリーカードは別売です。SDメモリーカードは東芝製の使用をお勧めします。
* : ネットワークカメラをインターネットに接続する場合、別途インターネットサービスプロバイダーおよびブロードバンド回線業者との契約が必要です。
* : 配信画像の更新速度は、ネットワーク回線の通信速度に依存します。
* : レンズと電源装置は別売りです。
* : 音声マイクとアンプ付スピーカーは市販品を別途お買い求めください。(新製品に同梱されていません)
* : 仕様は、予告無く変更することがあります。

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