ハリウッドの大手映画会社4社とHD DVD規格のサポートで合意

2004年11月29日

 当社は、ハリウッドの大手映画会社であるParamount Pictures(パラマウント・ピクチャーズ)、Universal Pictures(ユニバーサル・ピクチャーズ)、Warner Bros. Studios(ワーナーブラザース)、ならびにNew Line Cinema(ニューラインシネマ)のそれぞれから、HD DVD規格への支持を得ました。

 HD DVDは、世界の家電メーカー、ITメーカー、映画産業、光ディスクメーカーなど230社以上が参画するDVDフォーラムにおける徹底的な技術検討や議論を経て承認された次世代光ディスク規格です。
 HD DVDの特長は、(1)青色レーザ、新たなデータ処理方式、現行DVDの画像圧縮技術をさらに高効率化した画像圧縮技術を採用し、30ギガバイトの再生専用ディスク(片面2層ディスク)に、8時間を超える高精細映像と高音質の音声データを収録可能であること、(2)強固な著作権保護技術を採用し、コンテンツの健全な流通を守ることができること、(3)現行のDVD規格と同じディスク構造(0.6mmディスク2枚の貼合わせ構造)を採用していることで、現行DVDとの互換性に優れるとともに、ディスクや機器の製造面の容易さを確保してコストを抑えていること、(4)HD DVDプレーヤーにこれまでより進んだユーザーインターフェースやインターネット接続機能をそなえること、などにあります。

 DVDフォーラムでは、既に再生専用規格の「HD DVD-ROM」、書き換え用規格の「HD DVD-Rewritable」について規格Ver.1.0が策定され、追記型(一回書込み)規格の「HD DVD-R」についても規格Ver.0.9が承認されるなど、順調に規格化が進められています。
 当社は、HD DVD規格に基づく商品の普及と市場拡大を図るため、コンテンツホルダーや、  機器、デバイスなどのメーカー間の意見交換や、共同プロモーション活動を行なうHD DVDプロモーショングループの発足に向けて、メモリーテック株式会社、日本電気株式会社、三洋電機株式会社とともに準備を進めており、現時点で50社を超える企業からの賛同を得ています。

 今回、ハリウッドの大手映画会社がHD DVD規格のサポートを決定し、また、既に国内でも株式会社ポニーキャニオン、イメージエンターテインメントジャパンがHD DVD規格のコンテンツ発売を予定していることから、当社は、来年後半に予定しているHD DVDプレーヤーの発売時には、国内外の有力なコンテンツが揃って供給されるものと期待しています。
 当社は今後も、HD DVDの普及に向けた積極的な取り組みを続け、高品位なHD映像を身近に楽しむ、映像の新時代を築いていきます。


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