薄型テレビ 新ブランド「REGZA(レグザ)」の展開について

2006年2月21日

「メタブレイン・プロ」による映像美の追求と高級感ある「ミニマルデザイン」の採用

東芝 地上・BS・110度CSデジタルハイビジョン液晶テレビ「REGZA(レグザ)42H1000」

 当社は、薄型テレビ市場の急速な拡大を受け、上質なテレビをお客様に提供する思想のもと、新たに薄型テレビの世界統一ブランドとして「REGZA(レグザ)」を採用します。あわせて、国内市場向けに、地上・BS・110度CSデジタルハイビジョン液晶テレビの新商品として、デジタル映像処理システム「メタブレイン・プロ」を搭載し、高画質を追求するとともに、高級感ある黒色を基調とし、余分な装飾を取り除いた「ミニマルデザイン」の「H1000」、「C1000」シリーズ計6機種を商品化し、本年3月1日より順次発売します。

 新ブランドの「REGZA(レグザ)」とは、Regsam(ドイツ語の躍動感の意)からの造語であるとともに、”Real Expression”Guaranteed by amaZing Architecture を表現しており、当社の技術の粋を結集し、本物の高画質を表現する、という主張をこめて命名しました。広告等で使用する新ブランドのコンセプトカラーには、濃緑色を基調とした「レグザ・グリーン」を採用し、「卓越感」「本質感」「高質感」を表しています。

 当社は、システムLSI技術とデジタル映像処理技術を活かした「メタブレイン・プロ」と広視野角フルHD液晶パネルを搭載し*1昨年9月に発表したZ1000シリーズにも「REGZA(レグザ)」ブランドを冠するとともに、最上位機種と位置づけます。加えて、今回、新たにハードディスク内蔵の「H1000」シリーズ3機種と、高画質シンプルモデルの「C1000」シリーズ3機種を投入し、新ラインアップとします。

 すべての新商品は、これまでZ1000シリーズのみに搭載されていた「メタブレイン・プロ」を搭載し、従来比16倍*2となる14ビット精度処理を実現し、映像の欠落やノイズの発生を抑え、繊細で表現力豊かに映像を再現します。
「REGZA(レグザ)」シリーズ*3のいずれの商品も2006年7月施行のEU(欧州連合)RoHS*4指令に適合しています。
 さらに、「H1000」シリーズは、簡単「連ドラ予約」機能*5などの新機能を追加し、従来モデル*6に比べ、より便利にテレビを楽しむことができます。加えて、ハードディスクを本体に収納しスリムな外観を実現しています。

 また、広告キャラクターには引き続きニューヨークヤンキースの松井秀喜選手を起用し、テレビコマーシャルや大規模な店頭プロモーションを展開します。加えて、新ブランド・新商品認知拡大キャンペーンとして「ファーストクラスで行くハリウッド&ユニバーサルスタジオ旅行」なども、本日(2月21日)から7月10日まで実施します。本キャンペーンは、パソコンや携帯電話からの応募が可能です。

 なお、「H1000」シリーズの各商品は、創業130周年期間中に、特に戦略性の高い商品として市場に投入される「T130商品」です。

*1: 「47Z1000」、「42Z1000」、「37Z1000」に採用、「32Z1000」は広視野角ワイドXGA
*2: 当社LZ150シリーズとの比較(LZ150シリーズは10ビット精度処理)
*3: 「Z1000」シリーズ・「H1000」シリーズ・「C1000」シリーズ
*4: EU(欧州連合)25カ国で、コンピュータや通信機器、家電などで特定有害物質(6物質群)の使用禁止を定めた環境適合性指令
*5: 見たいドラマの毎回の録画予約設定を簡単に行える機能
*6: 当社LH100シリーズとの比較

新製品の概要

新製品の概要

商品化の背景と狙い

 国内テレビ市場に占める液晶テレビの割合は、2006年度中には台数ベース約70%、金額ベースでは約80%を上回ると、当社は見込んでいます。また、地上デジタル放送視聴可能地域が急速に拡大しており、06年末には日本の8割強の世帯で地上デジタル放送の視聴ができるものと見込まれており、今後、高画質な映像を楽しみたいというニーズがますます高まっていくものと予想しています。
 当社は、このようなニーズを先取りし、「メタブレイン・プロ」に加え、ハードディスクも内蔵することでテレビで簡単に録画、再生を行える「H1000」シリーズ、「メタブレイン・プロ」を搭載した高画質シンプルモデル「C1000」シリーズを発売することで、ユーザーの利便性の向上と当社の売上げの拡大を図っていきます。

新製品のおもな特長

1. 14ビット精度処理「メタブレイン・プロ」搭載で高画質を実現
                   (全「REGZA(レグザ)」シリーズ
(1) 「14ビット精度高画質化処理」
 ヒストグラム・ダイナミックガンマやカラーイメージコントロール・プロなどの映像処理機能に、従来比16倍*1となる14ビット精度処理を採用することで映像の欠落やノイズの発生を抑え、アナログの持つ微細な質感に限りなく近づけました。
*1: 当社LZ150シリーズとの比較(LZ150シリーズは10ビット精度処理)
(2) 「魔方陣アルゴリズム・プロ」
 液晶パネルの階調表現力を4096階調まで高め、より緻密で滑らかなグラデーション表現ができ、絶妙な色のうつろいが求められる夕映えなども自然に描き出します。
(3) 「新ヒストグラム・ダイナミックガンマ」
 1シーンごとに映像信号を7種のヒストグラムで検出し、高画質処理専用CPUで色調を緻密に調整します。色の陰影、濃淡などを高精度に補正でき、描写が困難だったハイライト映像も階調をつぶすことなく、こまやかに映し出します。
(4) 「ヒストグラムバックライトコントロール」
 暗部の輝度ヒストグラムに応じてバックライトをリアルタイムにコントロールすることで、黒浮きを抑えつつコントラスト感のある映像を再現します。
(5) 「カラーイメージコントロール・プロ」
 64の色相、32の彩度、32の輝度別に入力信号をリアルタイムに分析します。濃度は4096色、色相、明るさは2048色ごとに独立制御することで、リアリティに富んだ鮮明な映像を表現しています。
(6) 「新MPEGノイズリダクション」
 シーンの変わり目や動きの激しい部分などで目立つブロックノイズと、文字のエッジ部分などに発生しやすいモスキートノイズを低減し、動きのある映像や字幕をすっきりと再現できます。
(7) 「ダイナミックノイズリダクション」
 夜景などの暗い映像シーンで画面全体に発生しやすいランダムノイズを低減。ノイズの目立つ暗部は強めに、比較的ノイズの少ない明るい箇所は弱めに、きめ細かく制御することで、より透明感のある映像を作り出します。
   
2. 余分なデザイン要素を取り除いた「ミニマルデザイン」を採用
                   (全「REGZA(レグザ)」シリーズ

 視聴する際に、より画面に集中できるよう余分な装飾を抑え、最小限の要素で構成したシンプルなフォルムを実現しました。黒を基調とし高級感のある外観となっています。スタイリッシュなデザインに加え、省スペース設計がインテリアに自然に調和します。
   
3. EU(欧州連合)RoHS指令への適合 (全「REGZA(レグザ)」シリーズ
 いずれの機種も2006年7月施行のEU(欧州連合)RoHS*1指令に適合しています。
*1: EU(欧州連合)25カ国で、コンピュータや通信機器、家電などで特定有害物質(6物質群)の使用禁止を定めた環境適合性指令。
   
4. 簡単連ドラ予約などテレビを楽しむための便利な機能を搭載(「H1000」シリーズ)
(1) ドラマの予約設定をより便利に行える簡単「連ドラ予約」機能搭載
 放送されているドラマを見ている最中に、リモコンの「連ドラ予約」ボタンを押すことで、次回以降の放送を自動的に録画予約します*1。また、録画したドラマを再生して見ているときも「連ドラ予約」できます*2。ナイター延長*2による放送時間の変更や最終回などの拡大放送にも対応しています*3
*1: 番組情報が本機の検索条件にあてはまらない番組は録画できない場合があります。
*2: デジタル放送の番組のみ対応
*3: 放送時間の変更により予約が重なってしまった場合、正しく録画ができないことがあります。
(2) 地上デジタル・地上アナログダブルチューナ搭載
 地上デジタルと地上アナログのチューナーをそれぞれ2つずつ搭載しています。地上デジタル放送の番組を見ながら、別のデジタル番組を裏録画したり、ダブルウインドウ表示で2番組を同時に見ることができます。また、地上アナログ放送でも、同様に裏録画や2画面視聴が可能です。
   
(3) 新・ちょっとタイム
 テレビ視聴中に来客や電話があったとき、リモコンの「ちょっとタイム」ボタンを押すだけで録画を開始。用が済んだら録画を開始した場面から再生できます。また新搭載の早見早聞機能によって、素早く視聴して現在の放送に追いつくことも可能です。
   
(4) 新・今すぐニュース
 録画している直前のニュースを、早見早聞機能によって朝の忙しい時間などもスピーディーにチェックできるようになりました。また、電子番組表からお好みのニュースを設定することも可能です。
   
5. その他の特長(全「REGZA(レグザ)」シリーズ
(1) かんたんリモコン
 より見やすい大きなボタンで、快適な操作性を実現しました。地上放送とBS・110度CS選局ボタンが分かれているので、チャンネル選局も容易です。また、「H1000」シリーズでは、録画/再生などハードディスクの操作性を大幅に改善した専用リモコンを採用しました。
   
(2) HDMI入力端子搭載
 HDMIケーブル(別売)で接続すれば、HDMI端子搭載機器からのハイビジョン信号(映像・音声)をダイレクトに入力することができるので、高品位な映像を再現できます。
「全「REGZA(レグザ)」シリーズ」とは、「Z1000」・「H1000」・「C1000」の各シリーズ

別売オプション機器

別売オプション機器

新製品の主な仕様

新製品の主な仕様
*1 「ちょっとタイム」設定時間を30分、「今すぐニュース」で地上デジタル放送の55分番組をHDモードで登録しているときのEPモード録画での目安
*2 室温25℃で映像メニューを「標準」で連続使用した場合に輝度が初期の半分になるまでの平均的な目安
*3 デジタル放送を480iに変換したアナログ信号が出力されます。
*4 JEITA基準の測定法に基づき映像メニュー「標準」で測定
*5 地上アナログ放送はiNETサーバーあるいはADAMS利用
JEITAとは社団法人電子情報技術産業協会のこと。仕様内の音声出力表示はJEITAで定めた測定法に基づいて測定したものです。
iNETサーバーなど外部ネットワークを利用するには、別途インターネットサービスプロバイダーおよびブロードバンド回線業者との契約が必要です。
放送や通信サービス(インターネットを利用した地上アナログ放送の番組表、その他の通信サービスなど)は、お客さまへの予告なしに、放送事業者や通信事業者などによって一時的に中断したり、内容が変更されたり、サービス自体が終了されたりする場合があります。あらかじめご了承ください。
WOW、SRSと(●)記号はSRS Labs,Inc.の商標です。
文中に記載されている会社名および商品名は、各社の商標または登録商標です。

新製品の主な仕様
*1 室温25℃で映像メニューを「標準」で連続使用した場合に輝度が初期の半分になるまでの平均的な目安
*2 デジタル放送を480iに変換したアナログ信号が出力されます。
*3 JEITA基準の測定法に基づき映像メニュー「標準」で測定
*4 地上アナログ放送はiNETサーバー利用
JEITAとは社団法人電子情報技術産業協会のこと。仕様内の音声出力表示はJEITAで定めた測定法に基づいて測定したものです。
iNETサーバーなど外部ネットワークを利用するには、別途インターネットサービスプロバイダーおよびブロードバンド回線業者との契約が必要です。
放送や通信サービス(インターネットを利用した地上アナログ放送の番組表、その他の通信サービスなど)は、お客さまへの予告なしに、放送事業者や通信事業者などによって一時的に中断したり、内容が変更されたり、サービス自体が終了されたりする場合があります。あらかじめご了承ください。
WOW、SRSと(●)記号はSRS Labs,Inc.の商標です。
文中に記載されている会社名および商品名は、各社の商標または登録商標です。

お問い合わせ先

新製品についての
お客様からの
お問い合わせ先
映像営業事業部
TV国内営業部
TEL 03(3457)8344
商品情報掲載ホームページ http://www.toshiba.co.jp/product/tv/

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