SDメモリカード新シリーズの発売について

2006年6月28日

世界最小のmicroSDと大容量のSDHCを商品化

東芝 microSDメモリカード(左から)256MB、512MB、1GB
 
東芝 4GB SDHCメモリカード「SD-HC004GT4」

 当社は、SDメモリカードの新ラインアップとして超小型メモリカードのmicroSDメモリカードを7月および8月から、大容量メモリカードのSDHCメモリカードを9月からそれぞれ国内外で発売します。

 microSDメモリカードは、miniSDメモリカードの約四分の一の体積で、現在世界最小のメモリカードです。高画素カメラ機能や音楽プレーヤー機能等の搭載が進む携帯電話を中心に小型化へ向かう携帯機器のリムーバブルメモリカードとして市場の拡大が期待されています。また、microSDメモリカードは、SDメモリカード規格に準拠しており、アダプタを使うことにより、SDカードスロット搭載機器でも利用可能です。
 当社は、これらの市場ニーズに応えるために256メガバイト、512メガバイトおよび1ギガバイトのmicroSDメモリカードを商品化し、市場に投入します。

 SDHCメモリカードは、2ギガバイトを超える大容量を実現するために新たに策定されたSDメモリカード規格Ver2.00に準拠した大容量ラインアップです。この規格により将来32ギガバイトまでの大容量化が実現できます。
 本製品は、4ギガバイトの大容量SDHCメモリカードで、新たに定められたデータ転送規格である「SDスピードクラス*1」の「クラス4(Class4)」対応で、最大書き込み速度6メガバイト/秒を実現しており、動画や高画素画像を扱うデジタルビデオカメラ、デジタルカメラなどで大容量、高速対応のメモリカードとして利用することができます。

 当社は、今回SDメモリカードシリーズに新たに二つのラインアップを追加し、SDメモリカードシリーズの普及を今後さらに推進していきます。

*1: SDカードアソシエーションの規格に基づいた読み出し/書き込みの最小データ転送速度を示すもので、クラス4の最小読み出し/書き込み速度は4メガバイト/秒。

新製品のおもな概要

1.microSDメモリカード
1.microSDメモリカード

2.SDHCメモリカード
2.SDHCメモリカード

新製品のおもな特長

1.microSDメモリカード
(1) メモリカード世界最小。外形寸法11mm×15mmの超小型サイズ。
(2) 高画素カメラ、音楽機能搭載の携帯電話対応。
(3) CPRM*2技術を採用した高度な著作権保護機能を搭載
*2: 4C Entity, LLC(東芝、松下、インテル、IBM)によって開発され、DVD等でも採用されている著作権保護技術。

2.SDHCメモリカード
(1) 大容量4ギガバイトを実現し、動画や高解像度画像の保存が可能。
(2) SDスピードクラスのクラス4(Class4)対応。
(3) CPRM技術を採用した高度な著作権保護機能を搭載
注: メモリカード規格Ver2.00に非対応の機器ではファイルフォーマットが異なるため、SDHCメモリカードは使用できません。

新製品のおもな仕様

1.microSDメモリカード
1.microSDメモリカード

2.SDHCメモリカード
2.SDHCメモリカード
*3: 現行SDカードのファイルフォーマットは、FAT16またはFAT12
*4: 現行SDカードと同サイズ

カード事業の取り組み

 当社は、メモリカードに使用されるNAND型フラッシュメモリを全て国内で生産するとともに、1999年にSanDisk社、松下電器産業とともにSDメモリカード規格を開発し、SDメモリカードを中心とするメモリカードの普及、販売に積極的に取り組んでいます。
 また、当社は、世界第二位のメモリカードサプライヤーであり*5、このたびメモリカード累積出荷枚数2億枚*6を達成いたしました。
 今回の新製品はSDカードシリーズのラインアップを強化するとともに、小型化が進む携帯機器及び大容量化が強まるデジタル画像機器への普及、販売の拡大を目指して開発したものです。
*5:2004年度OEM含む出荷ベース。テクノシステムリサーチ社調べ
*6:2006年6月末現在

お問い合わせ先

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お問い合わせ先
東芝コンシューママーケティング株式会社
ブリッジメディア商品部サポートセンター
TEL 0570-010048
http://www.toshiba.co.jp/p-media


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