半導体をはじめとするエレクトロニクス産業向け分析サービス事業での協業について

2006年8月23日

電子部品分野等における物性分析、解析評価事業等で基本合意

ジャパン・エア・ガシズ株式会社
株式会社 東芝

 ジャパン・エア・ガシズ株式会社(以下、ジャパン・エア・ガシズ)と、株式会社東芝(以下、東芝)は、半導体、液晶等のエレクトロニクス産業やその他の先端産業における製品や材料の分析および解析評価サービスを提供する事業において協業していくことで、このほど基本合意しました。
 本合意に基づき、ジャパン・エア・ガシズと東芝は、本年11月をめどに、現在当該事業を行っている東芝の100%出資会社、東芝ナノアナリシス株式会社(以下、東芝ナノアナリシス)の出資比率をジャパン・エア・ガシズ:51%、東芝:49%に変更し、両社は分析サービス事業の共同経営を開始する予定です。その他詳細については今後決定する予定です。

 近年、急成長を遂げている半導体、液晶などの先端エレクトロニクス産業においては、高集積化、大規模化に加え、使用材料の多様化、新製品の立上期間の短縮化が求められる中、設計・プロセスの開発段階からいかに正確な分析・解析を実施し、より早く結果をフィードバックできるかが重要となっています。分析・解析サービス事業においても一層高度な技術力が求められており、経済効率の観点からも迅速な対応など質の高いサービスの実現が必要となってきています。

 このような背景から、今後、ジャパン・エア・ガシズは、エレクトロニクス産業向けに現在行っているオンサイトサービス(顧客サイトにおける包括的なサービス)の充実を図ることで、従来のガス&サービス事業とのシナジー効果の実現を目指します。
 一方、東芝は、分析・解析事業を新体制にし、パートナーの強みを取り入れて事業を拡大していくことで、技術力とサービスの強化を図り、これらを自社製品に反映させていくことにより、電子部品分野全般における市場競争力を一層高めていきます。

 新体制下の東芝ナノアナリシスは、日本はもとよりアジア全域における分析事業で、高い技術力とサービスを備えたトッププレーヤーを目指します。また、ジャパン・エア・ガシズと東芝の両社は、それぞれの技術力と市場開拓能力を生かし、新しい事業展開を支援していきます。

東芝ナノアナリシス株式会社の概要について
現社名: 東芝ナノアナリシス株式会社
資本金: 1億5千万円
本社所在地: 神奈川県川崎市
その他拠点: 横浜市、大分市、四日市市、北九州市、姫路市、深谷市
従業員数: 約250名
業務内容: 半導体、電子部品・材料分野における物理、化学、管理分析及び評価
金属、セラミックス、液晶、材料分野における物理、化学分析及び評価
水質、大気、土壌、産業廃棄物などを含む環境分析、作業環境測定、衛生検査及び評価

ジャパン・エア・ガシズ株式会社 (本社: 東京、資本金:10,509百万円、 執行役社長(代表執行役)兼CEO ギィ・サルスゲベール)は、2003年1月、日本エア・リキード株式会社(創業1907年)と大阪酸素工業株式会社(創立1934年)の産業ガス・医療ガス事業を統合し、日本市場において事業活動を行うことを目的として創立されました。ジャパン・エア・ガシズは、産業ガス・医療ガス事業の世界市場における2大リーディング企業 仏エア・リキード グループ(55%)と英BOCグループ(45%)を親会社とし、グローバルな技術やノウハウを生かし、最先端のソリューションを提供できることが強みです。http://www.japanairgases.co.jp/


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