ウェスチングハウス社による米国での原子力発電プラントに関する受注について 2008年1月18日 建設再開プラントで原子炉系エンジニアリング等を受注 当社のグループ会社であるウェスチングハウス社は、米国最大の電力会社であるTVA(Tennessee Valley Authority)から、同社が建設を再開するWatts Bar原子力発電所2号機(以下、Watts Bar2号機)の原子炉系設備の更新に関するエンジニアリング(設計・解析・ライセンシングサポート)や周辺設備等を受注しました。 Watts Bar2号機は、ウェスチングハウス社が開発したPWR(加圧水型軽水炉)を採用して1973年に建設を開始した原子力プラントです。その後、電力需要の低下などの事情から、1985年に建設工事が約80%まで進んだところで中断されていましたが、昨年8月にTVAにより建設再開が表明され、再開に向けたプロジェクトが進められてきました。 今回ウェスチングハウス社が受注したのは、原子炉系設備の更新に関するエンジニアリング、電気制御システム、原子炉循環ポンプなどで、受注総額は約2億米ドル(約210億円)となります。Watts Bar2号機の運転開始は2012年の計画で、米国では、1996年に運転を開始したWatts Bar1号機以来16年ぶりの新規運開プラントとなる予定です。 現在、米国では30基以上の原子力発電プラントの新規建設計画が発表されています。また、世界各国において電力の安定供給と地球温暖化防止の観点から、原子力発電プラントの新規建設や既設プラントの効率向上が求められています。このような背景のもと、当社とウェスチングハウス社は、今後も市場の要望に応じた、積極的な受注活動を展開していきます。 契約対象プラントの概要
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