社会インフラ事業グループの再編について

2008年2月29日

 当社は、4月1日付で、「送変電設備事業、及び配電設備事業分野を統合したT&D(Transmission&Distribution)分野のグローバル事業の強化」、「ファシリティ分野のソリューション事業の強化」を目的に、社会インフラ事業グループ内の社内カンパニー体制の再編を行います。

 今回、電力システム社内で系統変電事業を行う「電力流通事業部」を産業システム社に移管し、産業システム社の名称を「電力流通・産業システム社」に変更します。
 現在、複数の社内カンパニーに分散している電力・産業向けのT&D事業を一つのカンパニーに集結し、製品ラインアップを送変電機器から配電機器まで拡充し、グローバル市場における送変電・配電機器のシステム一括受注を目指します。また、送変電機器と配電機器のグローバル製造拠点並びに販売機能の拡張により、市場規模の大きい北米、欧州などに加え、今後の市場拡大が見込まれる中東や中国をはじめとするアジア地域、さらにはブラジルなど南米での事業拡大を図ります。送変電事業から配電事業までをスルーした体制構築によりグローバル競争力を強化し、送変電・配電分野で世界トップクラスを目指します。

 また、ファシリティビジネス(ビル等の設備・システム)、ITS等の道路システムにおけるトータルソリューションを実現するため、産業システム社内で、セキュリティシステム、各種自動化システムを扱う「セキュリティ・自動化システム事業部」を社会システム社に移管します。提案・販売窓口のワンストップ化によるトータルソリューションの提供で、ファシリティビジネスや、道路システムの国内外市場での事業強化を図ります。

 当社は、今回の組織再編を通して、さらなる事業のグローバル化と、トータルソリューションの提供により、主要事業の一つである社会インフラ事業の一層の強化を図ってまいります。


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