原子力産業分野におけるロシア国営企業との相互協力推進の検討開始について 2008年3月20日 本日、当社は、ロシアのアトムエネルゴプロム社と、原子力エネルギー分野における両社相互間の協力関係樹立に向けた検討を開始することに基本合意しました。今回の基本合意は、将来の日露二国間の協定成立を念頭において、今後の両社の協力関係の構築について協議を開始するものです。 今回の合意に基づいて、両社は「ロシアの新規原子力発電所建設エンジニアリングに関する協力」、「大型機器製造および保守に関する協力」、「フロントエンドビジネスに関する協力」の3つの分野について、戦略的、かつ相互補完的なパートナーシップの構築を目指し、様々な角度から事業協力について検討してまいります。 今回の合意は、日本、米国を含む世界の原子燃料サイクルの安定化へ貢献できるものと考えています。 今回の合意は、安全、クリーン、かつ効率的な原子力エネルギーの供給体制の構築・実現が世界的に重要な課題であるとの両社の共通認識に基づいています。両社は、相互補完的な関係から生まれるシナジー効果により、グローバルな原子力ルネッサンスを加速する役割を果たしていきます。 なお、両社の協力関係は、原子力の平和利用目的に限定され、両国政府間で進められている原子力協定はもとより、国際的な平和利用の枠組みの下で具体的な活動が行われることになります。今後、技術情報の交換を行う場合においても、国際的な取り決めや、関係国の法令を遵守した上で実施します。また、今回の基本合意は、日本、ロシア、米国が参画するGNEP*1の主旨にも沿うものです。 *1:Global Nuclear Energy Partnership(国際原子力パートナーシップ) アトムエネルゴプロム社の概要
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