世界最小のワンセグ受信用ワンチップLSIの製品化について 2008年9月17日 ― 最大48%の低消費電力化と受信感度向上を実現 ― 当社は、携帯電話などのワンセグ対応携帯機器向けに、最大従来比48%の省電力化と妨害波が強い環境下での受信感度向上を実現する世界最小*1のワンセグ受信用LSIを開発し10月末よりサンプル出荷を開始します。 今回開発した新製品は、地上デジタルテレビジョン放送伝送方式の規格ARIB STD-B31に準拠したワンセグ放送受信用LSIで、当社のRFCMOSプロセスを用いて、デジタル放送波を受信するRFチューナ部と周波数の利用効率を上げるOFDM*2復調訂正部の二つの回路をワンチップ化したものです。 また、内蔵した当社独自の妨害波検出機能によりワンセグ受信の妨げとなるTV地上波などの電波を感知し、必要な周波数のみを検出することにより、受信感度向上と低消費電力化を実現しました。パッケージは、オンボード実装に有利な標準タイプと小型チューナモジュールに搭載可能な低背タイプの二種類で、携帯機器における多様な要求に応えます。
新製品の概要
製品化の背景と狙い ワンセグ放送受信機能の標準搭載化が進んでいる携帯電話などの携帯機器市場では、部品の低消費電力化・小型化と共に、ワンセグ受信感度の向上が求められています。一般的にはダイバーシティ受信などにより受信感度は向上しますが、消費電力が大きいという課題がありました。このような背景のもと、当社では、低消費電力化と受信感度向上を実現する本製品を市場投入することで、シェア拡大を目指します。 新製品の主な特長
主な製品仕様
|
ニュースリリース記載の情報(製品価格/仕様、サービスの内容、お問い合わせ先、URL等)は、発表日現在の情報です。予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。最新のお問い合わせ先は、東芝全体のお問い合わせ一覧をご覧下さい。 |