ニュースリリース

日本写真印刷株式会社との
姫路地区土地・建物賃貸借などに関する基本合意について

　東芝モバイルディスプレイ株式会社（以下、ＴＭＤ）は、日本写真印刷株式会社（以下、日本写真印刷）と、株式会社東芝（以下、東芝）の姫路工場敷地内でＴＭＤおよびＴＭＤの１００％子会社であるティー・エフ・ピー・ディー株式会社（以下、ＴＦＰＤ）が活用する土地・建物の賃貸借に関する基本合意書を締結しました。

　東芝及びＴＭＤは、姫路工場内で中小型液晶パネルの生産を行うＴＦＰＤが本年１２月末に生産を停止する予定であることを受け、ＴＦＰＤが現在利用する土地、建物を日本写真印刷に貸与します。

　東芝グループは、世界的な規模での液晶需要の大幅な後退と価格下落という厳しい事業環境に対応するため、ＴＭＤの液晶事業について抜本的な構造改革に取り組んでいます。本年７月には、姫路地区にあるＴＦＰＤの本年１２月末での生産停止を決定しており、これまでＴＦＰＤ生産停止後の土地・建物の活用に関して検討を続けてきました。
　一方、日本写真印刷は、同社の産業資材・電子事業における静電容量方式等のタッチパネルの将来的な事業拡大に備えた生産ラインの拡充を検討してきており、ＴＦＰＤが有する土地・建物を活用することにより、新たな設備投資の抑制、短時間での生産設備の確保が可能となることから、両社の方向性が一致し、今回の基本合意に至ったものです。

　今後も東芝グループは、ＴＭＤの抜本的事業構造改革を加速し、液晶事業の収益改善のための体質強化を図ってまいります。

賃貸借契約対象