ニュースリリース

中堅・中小企業向けのオフィスICT機器販売およびネットワーク構築
における包括的協業について

2010年05月10日

株式会社 東芝
東日本電信電話株式会社
 

 株式会社東芝およびグループ各社(以下、東芝グループ)と東日本電信電話株式会社(以下、NTT東日本)は、中小企業向けにデジタル複合機やPCなどのオフィスICT(情報通信技術)機器の販売やネットワーク構築等において包括的協業を開始することで合意しました。

 近年、オフィスへのブロードバンドサービスの急速な普及拡大により、ネットワークに接続可能なオフィスICT機器が増加し、企業ユーザにとってはオフィスICT機器の利用環境が複雑化しています。その結果、オフィスICT機器を企業ユーザに販売するにあたっては、お客様のネットワーク環境までをも見据えた提案が不可欠となっています。
 さらには、ネットワーク接続時の不具合やオフィスICT機器の故障などが発生した場合、お客様自身で故障原因が特定できず複数の機器やサービスの提供元に問合せをしなければならない、というケースの増加が懸念されています。
 このような市場環境の中、企業ユーザの利便性を高めるため、オフィスICT機器を総合的に取り扱っている東芝グループと、「フレッツ光」をはじめ様々な光ブロードバンドサービスを提供するNTT東日本は、機器販売、ネットワーク構築および保守サポートにかかる営業活動の支援を行う協業を開始することとしました。

 なお、当初協業に参加する東芝グループは、東芝テック株式会社、東芝テックビジネスソリューション株式会社、東芝情報機器株式会社であり、今後さらに参加企業を増やしていく予定です。

1.協業の内容

(1)ICT機器販売支援

  東芝グループは、NTT東日本が東芝製オフィスICT機器の導入を企業ユーザに提案する際、導入提案や販売の支援を行います。まずは、2010年5月からデジタル複合機について東芝テックビジネスソリューションによる販売支援を行います。その後、東芝グループ各社による支援に順次拡大していきます。

(2)ネットワーク構築支援

  NTT東日本は、東芝グループ各社が自社のオフィスICT機器を提案・販売する際や企業ユーザから社内ネットワークの引き合いを受けた際に、ネットワークサービスの提案や構築の支援を行います。まずは、2010年5月から東芝テックビジネスソリューションへの支援を行い、その後、東芝グループ各社に順次拡大していきます。

(3)保守サポート支援

  NTT東日本は、2010年6月から自社のネットワークサービスを利用するお客様が東芝製オフィスICT機器を導入する場合、ワンストップでの保守サービスの提供を予定しています。
 今後は、現状では両社が個別に実施している不具合や故障等の対応において、お客様が個別調整・連絡をしなくとも故障対応ができるワンストップの体制を整備していきます。

2.期待される効果と今後の展開

 今回の協業により、両社は、オフィスICT機器とネットワークサービスを一体化した導入・契約継続の提案が可能となり、新たな中小企業市場への参入を図ることができます。

 今後は、両社は協業により販売するオフィスICT機器を順次増やしていくとともに、あわせてNTT東日本によるワンストップ保守サービスについても対象機器を拡大していきます。また、両社でオフィスICTに関する機器・ネットワークサービスの開発の検討についても進めていきます。

注 NTT東日本が提供する「Bフレッツ」および「フレッツ光ネクスト」の総称です。