ニュースリリース

仏ルーヴル美術館へのLED照明器具の提供について

パートナーシップ契約を締結
2010年06月30日

 当社は、仏ルーヴル美術館が進めている照明改修プロジェクトへのLED照明器具の提供および改修工事費用の支援について、本日パートナーシップ契約を締結しました。世界で最も著名な美術館の一つであるルーヴル美術館へのLED照明器具の提供を通じて、当社照明事業のブランド認知拡大を図り、更なる事業拡大を目指します。

 ルーヴル美術館の照明改修プロジェクトは、同美術館の環境保全活動への取り組みの一環で、環境負荷の高いキセノンランプなどの既存の照明から高効率のLED照明に置き換えることで、環境負荷の低減を図るものです。今回のパートナーシップ契約は、当社がこの取り組みに賛同するとともに、ルーヴル美術館の優美なライトアップを踏襲し、かつ大きな省エネを実現する当社のLED照明技術をルーヴル美術館が高く評価したことにより実現したものです。今回のパートナーシップを通じて、当社は人類の大切な文化遺産を守り継承していく使命を持つルーヴル美術館へLED照明器具を提供し、人と環境に調和した“あかり文化”に貢献します。

 本照明改修プロジェクトでは、ナポレオン広場、ピラミッド、ピラミディオン及びクール・カレ(方形の中庭)の照明について、LED照明への交換を行います。ナポレオン広場、ピラミッド、ピラミディオンについては、2011年末の完成を目標とし、クール・カレ(方形の中庭)については、2012年内の完成を目指しています。

 当社は、昨年4月から世界規模で新照明事業を展開しています。欧州ではフランス、ドイツ、イギリスに営業拠点を設置し、フランスでは今年1月から一般消費者向けにLED電球の販売を開始するなど、その活動を強化しています。今後もLED照明の商品化を通じて、世界中の人が必要とする温かみや安らぎを内包する「あかり」をグローバルに提供し、全世界での2015年度の新照明事業の売上高3,500億円を目指します。

パートナーシップ契約の概要 

1.主な内容

 当社はナポレオン広場、ピラミッド、ピラミディオン、クール・カレ(方形の中庭)の照明改修プロジェクトに対して、LED照明器具の提供および照明改修の工事費用の支援を行う。

<提供予定のLED照明器具>
ピラミッド内投光器、壁面ライトアップ用ライン照明/投光器、塔屋根ライトアップ用投光器  総計 約4,500台(予定)

2.契約期間

  2010年6月30日~2023年12月31日

ルーヴル美術館について 

 1793年に開館されたパリのフランス国立博物館で、米メトロポリタン美術館などと並んで世界最大級かつ、ヨーロッパで最も古い美術館の一つに数えられる。1991年に世界遺産「パリのセーヌ河岸」に包括登録されている。来館者は世界中から年間850万人。

 参考写真:ルーヴル美術館(ナポレオン広場とピラミッド(中央))  
ルーヴル美術館(ナポレオン広場とピラミッド(中央))の写真

© 2007 Musée du Louvre / Ieoh Ming Pei / Angèle Dequier

当社の環境への取り組みについて 

 当社グループは、「地球内企業」として持続可能な地球の未来に貢献するため、「東芝グループ環境ビジョン2050」を策定し、総合環境効率を2000年度基準で2050年度までに10倍に高める目標を掲げています。この実現に向け、「東芝がモノを作るときのエコ“Green of Process”」、「東芝の作る製品がエコ“Green of Product”」、さらに、効率の高いエネルギー供給機器の開発などの「環境技術で貢献するエコ“Green by Technology”」、の3つのGreenで地球との共生や豊かな価値の創造のための取り組みを行っていきます。

 当社グループは、こうした環境への取り組みを一層加速するとともに、広く訴求するため、「ecoスタイル」をグローバル統一ブランドと定めています。