ニュースリリース

サウジアラビアにおける原子力発電所の新規建設に向けた米国企業との共同提案体制構築について

2010年07月12日

 当社は、米国大手エンジニアリング会社ショー・グループ(The Shaw Group Inc.:以下ショー)および米国大手電力会社エクセロン・ニュークリア・パートナーズ(Exelon Nuclear Partners:以下エクセロン)と、サウジアラビアで新規に建設が予定されている原子力発電所について、共同提案を行うことで合意し、契約を締結しました。

 3社が提案する原子力発電所の炉型は、日本における建設・運転実績があり高い信頼性を有する、ABWR(改良型沸騰水型原子炉)です。また、最新型の加圧水型原子炉であるウェスチングハウス社のAP1000TM についても選択の可能性があります。
  東芝およびショーが機器の設計・調達・エンジニアリング・建設、エクセロンが運転関連サービスを担当する予定です。

 サウジアラビアでは、今年4月に研究機関の「アブドラ国王原子力・再生エネルギー都市」注1が設立されるなど、原子力発電所に関する関心が高まっております。当社は米国企業と共同でサウジアラビアに対する提案体制をいち早く整えることで、同国での原子力発電所の受注を目指します。

注1
アブドラ国王原子力・再生エネルギー都市(King Abdullah City for Atomic and Renewable Energy, KACARE)、アブドラ国王が創立を命じた、原子力と再生可能エネルギーの開発を所管する政府組織。

 

ショー・グループの概要

1.所在地:米国 ルイジアナ州 バトンルージュ
2.代表者:J. M. Bernhard Jr.(J.M.バーナード ジュニア)
3.売上高:約73億米ドル(2009年)
4.従業員数:約28,000人
5.事業内容:各種プラントの設計、建築等

エクセロン・ニュークリア・パートナーズの概要

1.所在地:米国 イリノイ州 シカゴ
2.代表者:John W. Rowe(ジョン W ロウ)
3.売上高:約173億米ドル(2009年)
4.従業員数:約19,000人
5.事業内容:発電事業