ニュースリリース

原子力発電所向けタービン用機器製造合弁会社設立に関する最終合意について

2010年07月23日

 

株式会社 IHI
株式会社 東芝

 株式会社IHI(以下「IHI」)と株式会社東芝(以下「東芝」)は、平成22年4月26日付でお知らせしましたとおり、両社で国内外の原子力発電所向けタービン用機器(ケーシング・ノズル等)の製造を目的とする合弁会社の設立について基本合意しておりました。今般その合弁契約の内容について最終合意に至り、IHI・東芝パワーシステム株式会社を設立する事となりましたのでお知らせいたします。今後は平成23年1月の設立に向け、準備を進めて参ります。

1.  合弁会社設立の背景・目的

 現在、世界各国において、地球温暖化防止とエネルギーセキュリティ確保の観点から、原子力発電への期待が急速に高まっております。
 IHIと東芝は、従来、沸騰水型(BWR)原子力発電所の建設および運転保守ビジネスにおいて、密接な協力関係を築き活動してきており、また米国ウェスチングハウス社に出資して、加圧水型(PWR)原子力市場への参入及びビジネス拡大についても鋭意取り組んでおります。
 新会社は、IHI横浜事業所内を拠点とし、東芝が手掛けるBWRおよびPWR原子力発電所向け蒸気タービンのケーシング・ノズル等の製造を行います。
 IHIは、得意とする原子炉圧力容器や格納容器の製造に加え、従来手掛けていなかったタービン機器製造という新たな事業領域の拡大につなげます。
 東芝は、タービンの生産能力を拡大し、原子力事業のサプライチェーン強化を図ります。

2.  設立する合弁会社の概要

(1)
商号: IHI・東芝パワーシステム株式会社 (英文表記:TOSHIBA IHI Power Systems Corporation)
(2)
本店所在地:神奈川県横浜市磯子区
(3)
設立年月日:平成23年1月(予定)
(4)
資本金:310,000,000円
(5)
代表者:未定
(6)
議決権比率:IHI:東芝=52%:48%
(7)
事業内容:原子力発電所向けタービン用機器の製造

以上