ニュースリリース

中国電力株式会社のメガソーラー発電プラント一括受注について

2010年10月13日

 当社は、中国電力株式会社(以下、「中国電力」)と発電出力約3MWのメガソーラー発電プラント「福山太陽光発電所」の建設に関する契約を締結しました。当社が電気事業用メガソーラー発電プラントを受注するのは、先月受注した東北電力の「八戸太陽光発電所」に続いて5件目となります。

 「福山太陽光発電所」は、広島県福山市箕沖に設置する中国電力初の電気事業用メガソーラーであり、2011年度の運転開始が予定されています。年間の推定発電電力量は約334万kWhで、一般家庭約900世帯分の年間使用電力量に相当します。

 当社は、基本設計を含むエンジニアリング全般、主要機器の納入、プラントの建設を含めたプロジェクト全体を一括受注しました。今回受注したプラントには、東芝グループで開発した世界最高クラス注1の直交変換効率98.1%注2を誇る500kWのパワーコンディショナおよび長州産業株式会社製の高効率多結晶太陽電池モジュールを採用する予定です。

 地球温暖化防止への世界的な環境意識の高まりの中、電力・産業用の太陽光発電システムの市場規模は2015年に2.2兆円になることが予想されるなど、今後も拡大することが予測されております。このような市場環境下、当社は、高効率なパワーコンディショナやスマートグリッドなどのシステム技術、大規模プラント向けシステムエンジニアリングなどの実績を生かした事業展開を図っており、さらにこれまでの一連の受注を契機に、ワールドワイドでメガソーラー発電プラントの受注の拡大を目指していきます。

 注1 2010年10月現在、定格出力500kWのパワーコンディショナにおいて
   注2 本リリース発表時(2010年10月13日)の直交変換効率「98.1」%は、採用したパワーコンディショナの製品化前の計算により予測した値(定格電圧350V、出力50%)であり、実際の製品の直交変換効率は「97.7%」であるため、訂正させていただきます。(2011年10月20日記載)

福山太陽光発電所の概要

1.所在地:広島県福山市箕沖(みのおき)

2.太陽光発電出力:約3MW

3.推定発電電力量:約334万kWh

4.CO排出削減量(推定) :約2,000トン

5.太陽光パネル設置面積 :約4.5ha

福山太陽光発電所イメージ図

発電所イメージ図