ニュースリリース

「第5回日中省エネ・環境総合フォーラム」における協力合意事項について

-天津経済技術開発区および清華大学と覚書を締結-
2010年10月24日


 当社は、本日東京で開催された「第5回日中省エネルギー・環境総合フォーラム」において、天津経済技術開発区およびみずほコーポレート銀行と省エネルギー・環境保護に関する協力、中国・清華大学と省エネルギー・環境に関する3件の共同研究について合意し、覚書を締結しました。

 当社は、当社のエネルギー・環境技術により、中国の持続的成長と省エネ・環境問題という課題解決を支援することで、中国の環境保全型社会の実現に積極的に貢献していくとともに、中国における社会インフラ事業の拡大を目指します。

合意された覚書の内容ついて

1.天津経済技術開発区・みずほコーポレート銀行との協力合意

(1)「天津市環境都市プロジェクト」

   天津経済技術開発区管理委員会が推進する環境都市プロジェクトに対して、天津市発展改革委員会
   ならびに天津市人民政府外事弁公室の支援の下、低炭素社会実現に向けたスマートコミュニティ技術を
   導入することを前提に、環境都市構築の事業可能性の検討を行う。

2.清華大学との共同研究

(1)「地域自立/環境調和型電力システム(スマートグリッド)の技術協力」

  再生可能エネルギー導入推進のキー技術となるスマートグリッドに関して、電力系統制御システムの
  研究開発を行う。再生可能エネルギー導入に関する課題に対して新アルゴリズムを開発し、実系統に
  おいて実証試験を行う。

(2)「火力発電所からの燃焼後二酸化炭素回収技術の研究」

  火力発電所の燃焼排ガスにより、多量の二酸化炭素が大気に排出されており、地球温暖化の要因と
  なっている。当社が進めている火力発電所排ガスからの二酸化炭素回収システムの開発において、
  その一部を共同で実施する。

(3)「水処理における電子線応用の研究」

  中国における電子線技術のマーケット規模・動向および他の水処理技術に対する電子線技術の優位性に
  関するフィジビリティスタディを実施し、消毒や色度除去等の分野における電子線技術と当社の水処理技術
  との連携による事業進展を図る。