ニュースリリース

フィンランド・フェンノボイマ社との原発建設に関する先行エンジニアリング契約締結について

2010年12月21日


  当社は、フィンランドの電力会社であるフェンノボイマ社(Fennovoima)と、同国の原子力発電所建設に関する先行エンジニアリング契約を締結しました。当社はフィンランドにおける原発建設許可申請に向けた準備作業等を行います。

  フィンランドでは、原子力発電プラント4基が稼働中であり、1基を新たに建設しています。フィンランド議会は、今年7月1日にフェンノボイマ社およびテオリスーデン・ボイマ(TVO)社が申請した原発建設計画に関する原則決定を承認しました。新たに2基の原子力発電プラントが、早ければ2020年に運転開始の予定です。
  当社はウェスチングハウス社と共同で、2008年からフェンノボイマ社およびTVO社に対して、160万キロワット級原子炉「ABWR」を提案してきました。今後、2012年を予定している炉形選定に向けて、受注活動を継続していきます。

  現在、世界各国において、電力の安定供給と地球温暖化防止の観点から、原子力発電プラントの新規建設や既設プラントのさらなる有効活用などに対する需要が急速に高まっています。このような背景のもと、今後とも当社およびウェスチングハウス社は、市場の要望に応え提案、受注活動を展開します。

フェンノボイマ社の概要

1.会社名 :フェンノボイマ(Fennovoima)
2.設立 :2007年6月
3.代表者 :タピオ・サーレンパーCEO
4.株主構成 :イーオン(E.ON ドイツの電力会社)34%
 フィンランド企業連合 66%
5.事業内容 :フィンランドにおける電力事業