ニュースリリース

ブルガリア国営企業とのエネルギー協力に関する覚書の締結について

2011年01月24日

  本日当社は、当社本社ビルにおいて、ブルガリア共和国トライコフ経済エネルギー観光大臣の立会いの下、同国国営企業であるブルガリア・エナジー・ホールディング社(以下BEH社)と、「エネルギーおよびエネルギー効率化に関する協力のための覚書」を締結しました。今後両者間で、火力・水力・原子力・太陽光等の発電分野およびスマートグリッド等のエネルギー効率化に関する協力について検討を行っていきます。
  なお、トライコフ大臣は当社が担当したマリッツァ・イースト2火力発電所改修工事が終了したことをうけて当社を訪問されたものです。

 BEH社は、ブルガリア経済エネルギー観光省直轄の国営企業で電力会社、送配電会社、ガス会社等を所有しています。現在ブルガリアでは、火力発電所を中心に電力を供給しており、その一部を周辺各国に輸出しています。2007年1月のEU加盟後は、温室効果ガスの削減に向けて既存発電所の効率化と再生可能エネルギーの拡大に努めており、電力固定価格買取制度(フィードインタリフ)も導入されています。

  当社グループはこれまで同国において、チャイラ水力発電所の建設、マリッツァ・イースト2火力発電所、コズロドュイ原子力発電所の改良工事等を行ってきました。今後、BEH社との覚書締結を機に、当社グループの最新技術を採用した火力・水力・原子力発電所の導入や、メガソーラープロジェクトの開発、スマートグリッド、二酸化炭素分離回収技術の導入のための検証等、同国での社会インフラ事業の拡大を目指すとともに、同国の環境に調和したエネルギーの安定供給に貢献していきます。

ブルガリア・エナジー・ホールディング社の概要

設立  :2009年

本社  :ブルガリア ソフィア

代表者 :マヤ フリストバ(CEO)、ヨルダン ゲオルギエフ(CEO)

従業員数:約21,000人

売上高 :58億BGN(約3300億円)

事業内容:ブルガリアのエネルギー関連会社を統括する持株会社