ニュースリリース

ウェスチングハウス社による米国原子力発電プラント向け燃料供給に関する受注について

2011年02月14日

  当社のグループ会社であるウェスチングハウス社(以下WEC)は、米国スキャナ電力の子会社であるサウスカロライナ・エレクトリック&ガス・カンパニー(SCE&G)と同社が運営する原子力発電所への燃料供給に関する長期契約を締結しました。契約金額は総額4億ドル(約320億円)超となります。

  今回締結したのは、SCE&Gが運営するV.Cサマー発電所で運転されている加圧水型(PWR)原子力発電所の2012年から2033年までの取替燃料、および新規に建設されるWECの新型PWR「AP1000TM」2基の初装荷から2033年までの取替燃料に関する供給契約です。
  WECがAP1000TMのEPCを受注したことおよび製造する原子燃料の品質・コストが高く評価されたことにより、長期契約に繋がりました。供給される燃料はWECの燃料工場であるコロンビア工場(米国サウスカロナイナ州)で製造・出荷する予定です。

  WECは、傘下の原子燃料工業株式会社を含めて、米国、英国、スウェーデン、日本に原子燃料製造工場を有し、全世界の原子力発電所への燃料供給が可能な体制を整えています。また、現在中国で建設中のAP1000TM向け燃料の製造も既にコロンビア工場で開始しています。
  今後も、当社グループは、原子力事業における新規建設・燃料・サービスの一貫体制の構築に向けた取り組みを着実に進めていきます。

契約対象プラントの概要

V.Cサマー発電所 1号機、2号機、3号機
電気事業者:サウスカロライナ・エレクトリック&ガス・カンパニー及びサンティ・クーパー
所在地  :米国サウスカロライナ州
炉型  :PWR