ニュースリリース

世界初、画面上で3Dと2Dのコンテンツを同時にウィンドウ表示できる
グラスレス3DノートPC「dynabook Qosmio T851/D8CR」の発売について

2011年04月20日
グラスレス3DノートPCの写真

 当社は、世界で初めて注1画面上で3Dと2Dのコンテンツを同時にウィンドウ表示できるグラスレス3DノートPC「dynabook Qosmio T851/D8CR」を7月下旬から発売します。

 新商品のグラスレス3DノートPC「dynabook Qosmio T851/D8CR」は、当社の3Dウィンドウ技術により、世界で初めて画面上で3Dと2Dのコンテンツを同時にウィンドウ表示することを実現しました。さらに、ノートPCのWebカメラで視聴者の顔を追尾する「フェイストラッキング」方式などのグラスレス3D技術により、専用メガネをかけたり、専用シートをディスプレイに装着することなく、3D映像注2や3Dゲームを楽しむことができます。これにより、ひとつのウィンドウ上では高画質な3D映像を見ながら、もうひとつのウィンドウ上ではインターネット検索やメールをするなど、PCならではの楽しみ方ができるようになりました。

 また、当社独自の2D3D変換技術によって、DVDや録画したTV番組の2Dコンテンツを3D映像で楽しめます注3。さらに、CELL技術を応用した映像専用エンジン「スパーズエンジン(SpursEngineTM)」搭載により、地上デジタル/BS/110度CSデジタル放送の2D番組をリアルタイムで3D映像に変換して楽しむことができます。

 なお、新商品は、第2世代インテル® Core™ i5プロセッサーとNVIDIA社の高性能グラフィックアクセラレーター「NVIDIA® GeForce® GT 540M」を搭載することで、映像をなめらかに表示できるなどAVノートPCとしても高いパフォーマンスを発揮します。

 当社は、今後も映像機器で培った技術とPC技術の融合による、新しいデジタルプロダクツを開発してまいります。

注1
一般に市販されているコンシューマー向けノートPCとして。2011年4月、東芝調べ。
注2
<3D視聴に関する注意>
1. 体調がすぐれないときは3Dの視聴はお控えください。
2. 視聴中に体調の変化を感じた場合は、すぐに視聴を中止してください。
3. 3D映像の見え方には個人やコンテンツにより差があります。
4. 3D映像の視聴年齢は、6歳以上を目安にしてください。
注3
2D3D変換機能は、お客様が個人的に撮影した2D3D映像やお好みの放送映像等をお客様の選択により3D映像として家庭で楽しんでいただくことを意図しております。
2D3D変換された映像を3D映像として録画することはできません。映像によって3D効果には差があり、その感じ方にも個人差があります。

商品化の背景

 現在、ノートPCで3D映像を楽しむためには、専用メガネを必要としますが、専用メガネなしで自然に3D映像を楽しみたいというニーズが高まっています。また、3DコンテンツがBDタイトルの一部やCS放送の一部に限られているため、地上デジタル放送をはじめ多くの2Dコンテンツを3Dで楽しみたいとのニーズも高まっています。さらに、画面上で複数のウィンドウを表示し、映像を見ながらメール作業を行なうなど、PC利用者ならではのニーズもあります。

 当社はこれらのニーズに対応するため、映像機器とPCで培った技術を駆使することにより、専用メガネを用いることなく地上デジタル放送をはじめとした2Dコンテンツを3D映像で楽しめ、さらに2Dと3Dコンテンツの同時ウィンドウ表示が可能となる、世界初のグラスレス3DノートPCを開発しました。

新商品の特長

1.当社独自の3D技術を採用

(1)グラスレス3D技術

 3D映像は、左右の眼が異なる映像を見ることによる「視差」を利用して再現されます。当社は、ノートPCのWebカメラで視聴者の顔を追尾する「フェイストラッキング」方式を用い、かつ、液晶ディスプレイに搭載される「アクティブレンズ」により左右の視差を作り出すことで、正確に右眼用と左眼用の映像を視聴者に伝えることを可能にしました。このため、ユーザーが画面の前で顔を動かしても、常に高画質な3D映像を視聴することができます。

(2)2D3Dリアルタイム変換技術

 CELL技術を応用した映像専用エンジンSpurs EngineTMにより、地上デジタル/BS/110度CSデジタル放送の2D番組をリアルタイムで3D映像注4に変換して楽しむことができます。
 また、当社が独自に開発した2D3D変換技術に、これまでの4つのアルゴリズムに加え新たに「フェイス3D」「テロップスタビライザー」を追加しました。「フェイス3D」は、当社独自の高速で高精度な「顔検出技術」を応用し、映像から検出した顔の位置に人型の奥行きデータを割り当て、色の陰影によって立体感のある映像を作りだします。また「テロップスタビライザー」は、テロップ領域以外の立体感を保ったまま、3D映像上で読みやすいテロップを実現しました。

注4 2D表示はフルHD解像度、3D表示はHD解像度相当となります。

(3)3Dウィンドウ技術(3D/2D同時表示)

 画面の一部エリアのみに「アクティブレンズ」による光のコントロールを行なうことで、ウィンドウ部分だけを3D表示する「3Dウィンドウ」を実現しました。また、AV統合ソフトQosmio AV Centerの「ながら見モード」など当社独自のソフトウェア技術を組み合わせることで、PCならではの3D視聴が可能になりました。

新商品の仕様

グラスレス3DノートPC【dynabook Qosmio T851/D8CR】
7月下旬から発売/オープン価格

モデル名

T851/D8CR

画面

15.6型ワイド(16:9)フルHD TFTカラー Clear Super View LED液晶

 (省電力LEDバックライト)

2D表示時:1,920×1,080ドット、3D表示時:1,366×768ドット相当注5

グラスレス3D対応

プレインストールOS

Windows®7 Home Premium Service Pack 1 適用済み 64ビット正規版

(Service Pack1 適用済み)

CPU

インテル® Core™ i5-2410M プロセッサー搭載 動作周波数2.30GHz

(インテル®ターボ・ブースト・テクノロジー2.0対応:最大2.90GHz)

グラフィック

アクセラレーター

NVIDIA® GeForce® GT 540M

ODD

ブルーレイディスクドライブ注6

(BDXL™対応、DVDスーパーマルチドライブ機能対応)

HDD/メモリ

750GB/8GB

TVチューナー

地上/BS/110度CSデジタル放送対応TVチューナー ×2

Webカメラ

有効画素数 約100万画素

特長

TOSHIBA Quad Core HD Processor〈SpursEngine™〉、

Bluetooth®ワイヤレステクノロジーVer3.0 + HS、

harman/kardon® ステレオスピーカー、Microsoft® Office Home and Business 2010、

Adobe® Premiere® Elements8

注5 3D映像は、フル画面および任意のサイズにした場合、フルHDではありません。
注6 Blu-ray Disc™およびBlu-ray™、ブルーレイ3D、BDXL™はブルーレイディスク アソシエーションの商標です。
HDDの容量は1GBを10億バイト、1TBを1兆バイトで算出しています。
お客様が実際に使える容量は、付属するソフトウェア占有量などにより上記の計算値より小さい値になります。

当社グループの環境ビジョンについて

 当社グループは、「地球内企業」として持続可能な地球の未来に貢献するため、「東芝グループ環境ビジョン2050」を策定し、総合環境効率を2000年度基準で2050年度までに10倍に高める目標を掲げています。この実現に向け、「東芝がモノを作るときのエコ“Green of Process”」、「東芝の作る製品がエコ“Green of Product”」、さらに、効率の高いエネルギー供給機器の開発などの「環境技術で貢献するエコ“Green by Technology”」、の3つのGreenで地球との共生や豊かな価値の創造のための取り組みを行っていきます。
 当社グループは、こうした環境への取り組みを一層加速するとともに、広く訴求するため、「ecoスタイル」をグローバル統一ブランドと定めています。詳細は以下をご覧ください。
URL: http://www.toshiba.co.jp/env/jp/management/vision2050_0_j.htm

お客様からの商品についてのお問い合わせ先:

東芝PCあんしんサポート
通話料無料: 0120(97)1048
受付時間:     9:00~19:00(年中無休)
海外からの電話や携帯電話で上記電話番号に接続できないお客様は以下で受け付けています。
TEL : 043(298)8780
新商品情報は当社のPC総合情報サイト「dynabook.com」( http://dynabook.con/)でも提供します。