ニュースリリース

東芝四日市工場でNAND型フラッシュメモリ新製造棟を竣工

2011年07月12日

新棟外観画像  空撮画像

クリーンルーム画像1 クリーンルーム画像2

株式会社 東芝
サンディスクコーポレーション

 株式会社東芝(以下、東芝)とサンディスクコーポレーション(以下、サンディスク)は本日、東芝四日市工場(三重県四日市市)でNAND型フラッシュメモリ新製造棟(第五製造棟)の竣工式を行いました。NAND型フラッシュメモリは、スマートフォンやSSD,タブレットPCなど向けに需要拡大が続いており、新棟はこれに対応して昨年7月から東芝が建屋建設を進め、東芝とサンディスク両社にて生産設備の導入を進めてきました。

 新棟では、今月から量産を開始しており、8月から出荷を開始予定です。今後市場動向に応じて追加投資を行い、能力を拡充していきます。
  微細加工技術としては、当初24nm(ナノメートル:10億分の1メートル)プロセスを採用し、今後順次、19nmなどの最先端プロセスに移行する予定です。
  また、既存の第3棟、第4棟と新棟を結ぶ棟間搬送システムを導入することにより、効率的な生産体制を構築します。また、LED照明や省エネ製造設備の導入などにより、COの排出量を第4製造棟に比べて12%削減します。さらに、免震構造や、落雷時の製造用電力の変動を防ぐ電圧補償装置を備えています。

 新棟向け設備投資のうち、建物の建設投資は東芝が行い、内蔵設備の投資は両社出資により、2010年9月に設立した合弁会社・フラッシュフォワード社(東芝50.1%、サンディスク49.9%出資)が行います。
  両社は、今回の第五製造棟に最先端の微細化技術やポストNANDを導入して競争力をさらに強化し、今後も市場におけるリーダシップを堅持していきます。

第五製造棟の概要

 建物構造:鉄骨造5階建(CR2層)
  建家面積/延床面積: 約38,000m/約187,000m
  着工/建物完成: 2010年7月/2011年3月
  量産開始:2011年7月

東芝四日市工場の概要

 所在地:三重県四日市市山之一色町800
  設立:1992年(平成4年)
  工場長:佐藤 浩司(さとう こうじ)
  従業員数:約4,400名 
  敷地面積:約436,800m
  延床面積:約647,000m

フラッシュフォワード社の概要

 所在地:三重県四日市市山之一色町800
  設立:2010年(平成22年)9月
  代表取締役社長:小林 英行(こばやし ひでゆき)
  資本金:1,000万円
  出資比率:東芝:50.1% サンディスク:49.9%

四日市工場には、サンディスク株式会社の社員300名以上が駐在し、合弁会社の業務に従事しています。