ニュースリリース

アンサルドT&D社がローマ市配電・水道公社からスマートグリッドシステムを受注

2011年09月26日

 当社グループ会社であるアンサルドT&D社は、イタリア共和国ローマ市配電・水道公社であるアチア社(ACEA Distribution S.p.a)から太陽光発電システムや蓄電池などから構成されるスマートグリッドシステムを受注しました。アンサルドT&D社は12月から据付を順次行い、アチア社が12年春までに運用を始める予定です。

 今回アンサルドT&D社が納入するシステムは10kWの太陽光発電システム、蓄電池として45kWhの当社製二次電池「SCiB」、電気自動車用給電スタンド、およびこれらを制御するグリッド監視制御システム(μEMS)等で構成されています。
  本システムはアチア社が太陽光発電システムと蓄電池を有効活用して電気自動車用充電スタンドに電力を供給するもので、ローマ市のラフィネリエ変電所内に設置されます。

 なお、本システムにおける太陽光発電システムの発電状況と蓄電池の蓄電状況、充電スタンドの充電状況に関するデータをリアルタイムに送信するスマートメータについては当社グループのランディス・ギア社製の製品が用いられる予定です。

 当社グループでは今回の受注を機に、アンサルドT&D社とランディス・ギア社が連携し、今回の設備導入と電気自動車向け充電システムの運用から得られるノウハウを蓄積し、今後の商用設備の受注活動に役立てていく予定です。

 今後、当社グループは、アチア社のスマートグリッドシステム計画に協力していくとともに、ローマ市以外のスマートグリッド案件の拡販にも注力し、イタリアを中心として欧州でのスマートコミュニティ・スマートグリッド事業拡大に繋げていきます。

 今回納入するシステムの受注概要 

(1)所 有 者:イタリア共和国ローマ市配電・水道公社(ACEA Distribution S.p.a社)
(2)所 在 地:ラフィネリエ変電所内(イタリア共和国 ローマ市内)
(3)納入設備:10kWの太陽光発電システム、45kWhの二次電池「SCiB」、電気自動車用給電スタンド