ニュースリリース

円高対応緊急ファシリティの活用による資金調達について

2012年02月23日

  当社は、財務省が2011年8月24日に発表した「円高対応緊急パッケージ」の中で創設が示されていた国際協力銀行の「円高対応緊急ファシリティ」を、民間銀行を通して活用することとし、約10億米ドル相当の融資(「円高対応緊急ファシリティ」に基づく融資額は約6億米ドル、民間銀行による融資額は約4億米ドル)を受ける予定です。

  当社は、スマートコミュニティ事業強化のため、2011年7月末にスマートメーターのリーディングカンパニーであるスイス法人 ランディス・ギア社を買収しました。同社の買収資金は民間銀行から短期のブリッジ・ローンにて調達しましたが、今回の「円高対応緊急ファシリティ」の活用は、その長期化を図るためのものです。「円高対応緊急ファシリティ」の活用により、低利で、かつ安定的な長期資金を調達することが可能となり、資金調達コスト等の買収効果への影響を最小限に抑えながら、財務基盤の一層の強化を図っていく一助となると考えています。

  なお、当社では為替リスクの極小化に向けた取り組みを行っていますが、「円高対応緊急ファシリティ」にて米ドルの長期負債を持つことにより、バランスシートにおける為替リスクの低減も意図しています。