ニュースリリース

「スマートシティプロジェクト」に東芝が参加

環境に配慮した総合エネルギーシステムの提供を積極的に展開
2013年01月22日

株式会社 東芝
スマートシティ企画株式会社

 株式会社東芝は、社会インフラシステム事業およびスマートコミュニティ事業で培ったノウハウを活かし、「スマートシティプロジェクト」と共に、豊かな未来の街づくりに積極的に貢献してまいります。

「世界26社の連携で取り組んでいるスマートシティプロジェクト」

 スマートシティの市場は今後20年間で約4,000兆円ともいわれる巨大市場で、環境・エネルギー技術に強い日本は、多くの市場機会の可能性があります。

 スマートシティを世界で展開するには、その街の様々なニーズ・制約条件に対応する必要があり、1企業での対応は困難であると言われています。そこで、2009年9月、8社で「スマートシティプロジェクト」(*詳細後述)はスタートし、これまでに世界のリーディング企業26社が連携し、世界の様々なニーズ・制約条件に対応したソリューションを構築してきました。

「ワンストップ・トータルソリューション」の強化

 「スマートシティプロジェクト」では、街を5つの層で定義しています。第1層は不動産開発、第2層は基礎インフラ、第3層は環境・エネルギー技術などに代表されるスマートインフラ、第4層は生活サービス、第5層を生活スタイル・文化芸術とし、これまで第1~5層をパッケージ化したトータルソリューションの構築を図ってきました。

 5つの層で街を捉えたことで、スマートシティに必要な機能や要素がより具体化。エネルギーを効率的に使用するスマートグリッド、水の管理、交通管制、医療、セキュリティ・防災など、広い分野に及ぶだけでなく、各分野の状況に応じて刻々と変わるデータを正確に収集し、大量のデータ処理と制御技術などが必要であることから、総合的な技術や知見を持つ東芝が「スマートシティプロジェクト」へ新たに加わります(合計27社)。

 「スマートシティプロジェクト」は、次世代の生活をより快適で便利にする街づくりを行うため、「ワンストップ・トータルソリューション」の更なる強化を追求していきます。

株式会社東芝

 東芝は、エネルギー、交通、水などの社会インフラから医療、家庭など幅広い領域に取り組んできました。これらの領域で長年培ってきた各種技術・ソリューションを統合し、「個」の快適性と持続可能な「街」を両立させることが可能なスマートコミュニティの実現をめざしています。東芝は、これまで世界各国にて多くのスマートコミュニティ実証案件・商用プロジェクトに参画しており、それぞれのプロジェクトにおいてさまざまなソリューションの効果を実証し、標準化・共通化を進めています。これらのプロジェクト参画を通して培ったさまざまなソリューションを組み合わせて提供することにより、地域特性に応じたスマートコミュニティの実現をめざしています。

「スマートシティプロジェクト」の経緯

2009年9月、ジョイント・ベンチャー「スマートシティ企画株式会社」が設立され、一般社団法人フューチャーデザインセンター(http://www.fdc.or.jp/index.html)の第1弾プロジェクトとして「スマートシティプロジェクト」(http://www.smartcity-planning.co.jp)が始動しました。

2013年1月22日時点の参加企業は以下の通りです。
アズビル株式会社                        伊藤忠商事株式会社
SAP AG                                    エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社
LG CNS                                    株式会社カネカ
川崎重工業株式会社                    国際航業グループ
JX日鉱日石エネルギー株式会社    清水建設株式会社
シャープ株式会社                         住友林業株式会社
積水ハウス株式会社                     株式会社セブン&アイ・ホールディングス
ツネイシホールディングス株式会社  東京ガス株式会社
株式会社東芝                              凸版印刷株式会社
株式会社日建設計           日本電気株式会社
日本電信電話株式会社                 日本ヒューレット・パッカード株式会社
株式会社日立製作所                    一般社団法人フューチャーデザインセンター
三井不動産株式会社                    三井ホーム株式会社
イーソリューションズ株式会社